Oscar Tuazon & Gardar Eide Einarsson
二人展 「Sex Booze Weed Speed」
Oscar Tuazon & Gardar Eide Einarsson, Young Patriots, 2009, Silkscreen poster
2月20日(日)まで、東京・南青山のラットホールギャラリーにてオスカー・トゥアゾンとガーダー・アイダ・アイナーソンの二人展「Sex Booze Weed Speed」が開催されています。本展では、両作家が当ギャラリースペースにあわせてサイトスペシフィックなインスタレーションが行われています。
ガーダー・アイダ・アイナーソン(Gardar Eide Einarsson)
1976年オスロ生まれ。現在はオスロ、ニューヨークと東京に在住し活動中。アイナーソンの作品は白黒のペインティング、ポスター、旗、写真、ビデオなど、様々な素材を使った平面作品が中心です。権力や犯罪など管理社会をテーマに、洗練されながらも皮肉に満ちたかたちで、権力やその両義性を問う作品を制作しています。今回は、80年代サブカルチャーに登場した護身術のマニュアル本のイメージを基に、白と黒を基調にしたシルクスクリーンをカンヴァスに転写した作品を発表しています。
オスカー・トゥアゾン(Oscar Tuazon)
1975年シアトル生まれ。2007年よりパリに在住しています。トゥアゾンの作品は、彫刻作品でありながら、展示される空間を建築的に変容させます。作品に使われる素材は建築資材や工業製品だけではなく、彼自身が自然の中や道路で拾ってきたものも含まれます。そうした特別でない素材を使って、日曜大工(Do It Yourself)の精神とも言える実践を通して、展示空間の中に建築への問いかけとして構造物を作り上げます。
トゥアゾンとアイナーソンはホイットニー美術館(ニューヨーク)のインディペンデント・スタディ・プログラム(2001~2002年)で出会い、そこで初めて共同で作品制作を行ったそうです。2006年には、政治的な物議を醸した70年代のスキャンダル誌を複写した共同作品をホイットニー・ビエンナーレで発表するなど、いくつかのプロジェクトを共同で行っている彼らですが、二人展というかたちでの発表は今回が初めてです。
オスカー・トゥアゾン&ガーダー・アイダ・アイナーソン
Oscar Tuazon & Gardar Eide Einarsson
二人展 「Sex Booze Weed Speed」
日程:2010年12月17日(金)~2011年2月20日(日)
場所:ラットホールギャラリー (東京・南青山)
時間:12:00 - 20:00 (月曜日、12/28-1/5休)
アイナーソンさんの作品↓
Gardar Eide Einarsson, ANOTHER MODERN MOMENT COMPLETED, 2010, Installation view, Team Gallery, New York