2月11日を皮切りに、17日まで、北欧にどっぷりと浸れてしまう贅沢な映画祭
トーキョーノーザンライツフェスティバル！
今年も北欧5ヶ国から、選りすぐりの計14作品が上映されます。
それにしても、なぜ、「北欧映画」なのでしょうか？
トーキョーノーザンライツフェスティバルの考えとは？
暗く長い厳寒の冬に耐え、決して恵まれた風土とはいえない北欧諸国。
国レベルで、社会や家族のあり方を模索し続け、まさに【陰（かげ）】の時を経て、
人々は【光】を手に入れてきました。
北欧の素晴らしい部分、【光】に目を奪われがちですが、「学ぶべきところは、
【陰】の時間を過ごしてきた人々の姿にある」と考えられます。
自然環境、コミュニティ、愛憎といった人が生きる上で不可欠な諸問題に対峙して
乗り越えてきた北欧の人々。トーキョーノーザンライツフェスティバルは、
彼らの生き様や考え方を、映画 を通じてみんなで学び、感動を分かち合うために
開催される映画祭です。北欧映画は、北欧に生きる人々の「リアルな記録」。
まさに「最高のテキスト」と言えるでしょう。
みなさま、北欧の映画と文化をたっぷりと楽しめるチャンスですよ！
それでは、14本の作品の中から、こちらの4本をピックアップ！
シンプル・シモン
監督：アンドレアス・エーマン
2010年/スウェーデン/スウェーデン語/83min
僕
の名前はシモン。「アスペルガー症候群です」って書いてあるバッジをつけ、
時間ぴったり毎日仕事に通う。僕より973倍イケてる大好きな兄さんが、彼女に
ふられた。僕のせいみたい。なんとかしないと…。緑爽やかなスウェーデンから
届いた、心ふるえるスーパーキュートファンタジー。
昨年開催されたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で審査員特別賞を受賞！
こちらは北欧区も絶賛オススメ中の作品です。
マンマ・ゴーゴー【ジャパンプレミア】
監督：フリドリック・トール・フリドリクソン
2010年/アイスランド他/アイスランド語/90min
『春にして君を想う』完成直後、監督自らが体験した経済的破綻と母親の
アルツハイマー発症を描いた物語。彼を映画にいざなってくれた母の人生の
最後に訪れた混乱と哀しみに、自身も振り回される。誰の人生にも否応なく
降りかか
る現実に、限りない優しさとユーモアで映画は応える。
ネクスト・ドア／隣人【ジャパンプレミア】
監督：ポール・シュレットアウネ
2005年/ノルウェー他/ノルウェー語/75min
恋
人と別れ傷心に沈む男の日常が、ある日出逢った蠱惑的な隣人姉妹に
よって狂わされてゆく…。長編デビュー作『ジャンク・メール』で世界中の喝采を浴び、
ノ
オミ・ラパス主演の最新作『Baby Call』(2011)も各国で注目される、シュレットアウネの
衝撃のサイコ・スリラー。
友達
監督：シェル-オーケ・アンデション
原作：安部公房
1988年/スウェーデン・日本/英語/87min
あ
る日突然、独身生活を楽しむ若い男の部屋へ見知らぬ家族が訪れる。
謎の共同体に自由を奪われる男の抵抗と恐怖。原作者安部公房に指名された
監督が5年をか
け、原作の不条理感を見事にアレンジした労作。24年を経て
実現する奇跡の発掘上映、安部ファンならずともお見逃しなく！
このほかにも、トマス・ヴィンターベア監督の「セレブレーション」（1998年カンヌ国際
映画祭審査員賞受賞作品）、「キッチン・ストーリー」「ホルテンさんのはじめての冒険」で
知られるベント・ハーメル監督の「卵の番人」、ラース・フォン・トリアー監督の「エレメント・
オブ・クライム」、フィンランド映画祭でも上映された「ラップランド・オデッセイ」などなど、
魅力的なラインナップが上映されます。
また、フェスティバル期間中、ユーロスペース・ビル入口（１F）のカフェが
「北欧カフェ」に変身。上映間や鑑賞後に、ゆったりとフィーカしてみたいですね。
「北欧カフェ」
期間：2012年2月11日～17日
場所：ユーロスペースビル１Fカフェ「カフェ・テオ」
特別メニュー：北欧紅茶、北欧珈琲、北欧スイーツ他
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トーキョー
ノーザンライツ
フェスティバル2012
期間：2012年 2月11日（土）～17日（金）
会場：渋谷ユーロスペース (144席)
渋谷アップリンクファクトリー（65席）
スウェーデン大使館オーディトリウム（予定） 他
映画上映：北欧映画ジャパンプレミア４作品
北欧５カ国の名作／佳作（劇場未公開作品を含む）１０作品
主催・運営：トーキョーノーザンライツフェスティバル実行委員会
【各種イベント】
シンポジウム『映画が教えてくれること：アスペルガー症候群』
音楽イベント『アイスランド音楽シーンの現在 2012
』
特別イベント『クラシック無声映画「魔女」生演奏付き上映会 』
オーレ・エクセルのアニメーションを特別上映など。
http://www.tnlf.jp/index.html
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