フィン・ユール生誕100年記念展
The Sense of Finn Juhl
会期:2012年1月28日(土)~2月12日(日) ※会期中無休
時間:10:30~19:00
会場:新宿パークタワー(1F ギャラリー1)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
入場料:無料
2012年1月30日は、デンマークの建築家フィン・ユールの100回目の誕生日。
彼の手がけたデザインは、デビューから75年を経た現在も色褪せることなく、
世界中から愛され続けています。
フィ
ン・ユール生誕100年記念展では、彼の作品と世界観を、建築からプロダクト、
インテリアと多岐にわたる業績を通して紹介されます。会場では現在製造されている
作品をはじめ、今後復刻される作品のプロトタイプ、自身が描いたスケッチや図面(複写)
といった貴重な資料も展示されます。
また、
東海大学芸術工学研究科によるフィン・ユール邸の実測研究なども発表される
とともに、ニューヨーク国連本部「信託統治理事会会議場」に関する展示も見られ
ます。
さらには、生誕100年を記念して実施される同会議場の全面改修について、フィン・ユール
作品と共に会議場を構成する新しい家具デザインを手掛ける
デンマークの精鋭Kasper Salto
&Tomas Sigsgaard(※1)の作品も紹介されます。
フィン・ユール:
1912
年コペンハーゲン生まれ。1934年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業。
1935年建築家のヴィヘルム・ラオリッツェンの事務所に勤務。1945年独
立し事務所を構える。
ペリカンチェア(1940年)、ポエト(1941年)、イージーチェアNo.45(1945年)、チーフティンチェア
(1949年)、アームチェアNo.48(1948年)アームチェアNV-44(1944年)など代表作は、稀少価値が
高く、幻の椅子と呼ばれるものもある。
フィン・ユール邸
Photographer:Anders Sune Berg
(※1)Kasper Salto&Tomas Sigsgaard:
余計なものを捨て、ありのままの姿をデザインしていくキャスパー・サルト(プロダクトデザイナー)と
トーマス・シグスゴー(建築家)は、フリッツ・ハンセンなど家具ブランドのデザイナーとしても活躍中。
【参照】
2003年、プレスイベントに出席した際のキャスパー・サルトさんの記事
http://www.marble-plus.net/spe/visitoresund/detail3.htm#