【3/24発売】
早川書房「ミステリマガジン」5月号に
デンマークミステリ紀行掲載
デンマークのミステリ作家、ユッシ・エーズラ・オールスンをご存知でしょうか?
彼の作品、コペンハーゲン警察を舞台とした『特捜部Q』シリーズは、ドイツなど北ヨーロッパであのスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』シリーズと互角の圧倒的人気を誇り、日本でも2011年度ミステリ業界ランキングで健闘した作品です。(現時点では映像化など、派手な話題がないのに評判になった点が凄い!)
そう、北欧はデザイン・ファッションだけでなく、上質ミステリ小説の特産地でもあるのです。
今回「ミステリマガジン」5月号に、その『特捜部Q』本拠地のコペンハーゲン警察の取材記事を掲載しました。筆者マライ・メントラインの実家(ドイツ・キール市)からコペンハーゲンに至るプチ列車旅で、道中、そしてコペンハーゲン警察内外に点在する(というか、思いのほか濃密に存在した)作品ゆかりの重要ポイントを巡ります。ビジュアル的にもけっこう頑張っています!
一般的な「北欧旅情」気分とまったく違う観点でのコペンハーゲン紀行になっておりますので、よろしければ是非ご覧ください。
『特捜部Q』シリーズは、予備知識抜きで存分に面白く、知人友人にノーヒントで貸しても喜ばれる可能性が高い作品です。「北欧ミステリはスウェーデン作品だけじゃないのよ!」と、北欧趣味業界内で一歩先を行くにもオススメの逸品かもしれません。
(右がマライさん)
Marei Mentlein (マライ・メントライン)
北ドイツのキールに育つ。小さいときからアジアの文化に興味を持ち、15歳で日本語を習い始め、16歳で日本の高校に留学。ボン大学・早稲田大学で学び、2008年より日本に在住。NHK「テレビでドイツ語」にリポーターとして出演。北欧やドイツのミステリ小説についてのコラム・エッセイ記事なども手がけている。
マライ・メントライン on Twitter