2013年3月30日(土)より公開される、北欧・ノルウェー映画2本をご紹介します!
一作目は、「
チャイルドコール 呼声」。
先月開催された
トーキョーノーザンライツフェスティバル2013でプレミア上映された作品。
監督のポール・シュレットアウネ氏も来日し、トークショーが行なわれました。
主演は、人気北欧ミステリ「ミレニアム三部作」でも演じた
ノオミ・ラパス。
元夫の暴力から逃れ、8歳の息子と郊外のアパートに引っ越したアナは、寝ている間も息子の安全が確認できるようにと、チャイルド・コールと呼ばれる監視用音声モニターを息子の寝室に設置。混線により、近所の部屋でも虐待のような声が聴こえてきたことにより、アナは元夫の子供虐待の記憶とイメージが重なり、混乱状態に陥ります。チャイルド・コールを購入した電気屋で出会った親切な店員ヘルゲを頼るのですが・・・。
この作品、最後の最後まで、ほんとじっくり観てみてください。混乱するのは、アナだけではないんです。観ている側も。引き込まれるというのは、こういうことなのかもしれません。ナオミ・ラパスの演技にも注目です。
二作目は、「
隣人 ネクストドア」。
こちらも、同じくポール・シュレットアウネ監督作品。昨年のトーキョーノーザンライツフェスティバル2012でプレミア上映されたものです。トーキョーノーザンライツフェスティバル実行委員会のみなさんもとても思い入れの強い作品だとか。
恋人と別れたばかりのヨーンは、隣室の姉妹から荷物を動かすのを手伝ってほしいと部屋へ案内されます。謎に満ちた美人姉妹に翻弄されはじめるヨーン、彼女たちの真の目的とは・・・?
こちらは、ノルウェーで17年ぶりとなるR-18指定の作品。日常を狂わされていくヨーンを演じたのは、先で紹介した「チャイルドコール 呼声」にも出演しているヘルゲ役のクリストファー・ヨーネル。彼は「隣人 ネクストドア」で、ノルウェーのアカデミー賞こと、アマンダ賞の最優秀男優賞を受賞しています。
2作に登場するクリストファー・ヨーネルにも注目です!
ポール・シュレットアウネ監督1960年ノルウェー生まれ。オスロ大学で文学、写真、美術史を学び、写真家として活動しながら、CMと短編映画で頭角を現す。1992年に制作された『The Bingo Place』、1994年の『Eating Out』の2本の短編映画は各国の国際映画祭で数々の賞を受賞。1997年『ジャンク・メール』で長編デビュー。カンヌ映画祭国際批評家週間でグランプリを受賞。北欧サスペンス映画の注目すべき監督して、世界から注目されている。
いったいどこからどこまでが・・・?自問自答している間に、物語は容赦なく淡々と進んでいきます。かなりスリリングで刺激的な作品2本。みなさま、どうぞお見逃しなく!
2013年3月30日より、
「チャイルドコール 呼声」ロードショー!
「隣人 ネクストドア」レイトロードショー!上映スケジュールなど詳細は
ヒューマントラストシネマ渋谷でチェック!
※大阪でも5月に大阪テアトル梅田での公開が決定!「隣人 ネクストドア」のレイトショーも。
詳しい日程など、最新情報は、Twitterでチェックしてみてくださいね!→
@childcall