先日、都内で開かれた第2回目の第26回東京国際映画祭記者会見にて、今年上映されるラインナップ全貌が明らかになりました！
会見では、コンペティション部門でワールド・プレミア上映される「ほとりの朔子」から深田晃司監督（左から4人目）、主演の二階堂ふみさん（左から5人目）、同じくワールド・プレミア上映される大森南朋さん主演の「捨てがたき人々」の榊 英雄監督（右から4人目）、さらには、フェスティバル・ミューズの女優・栗山千明さん（右から5人目）らが登壇。
今年の映画祭の「顔」となるフェスティバル・ミューズに就任した栗山さん。キラキラとした笑顔で、「TIFF（東京国際映画祭）を通じて、日本文化・イベントも楽しみながら、日本を知ってもらいたい」と語りました。
第1回目の第26回東京国際映画祭（10/17-25）記者会見から引き続き主張されていたのは、「作品重視の映画祭」。映画祭本来の魅力ともいえる作品のクオリティをさらに追求した映画祭に。
日本はもちろん、世界中の映画が集まる東京国際映画祭。やはり北欧作品も気になります！
コンペティション部門15作品から、アイスランドとスウェーデンの作品が上映されます。
今年のコンペティションは、映画作家の個性が際立つ作品がずらり。その年の世界の秋の新作を集めたワールドプレミアやアジアンプレミアを中心に紹介されます。新人からベテランまで、地域、ジャンルについてもバランスよく選出し、作品のクオリティを重視。
「表現者としての監督の個性が映像に刻印されていることを重視した」と、コンペティション部門プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏。また、今年は“戦う”や“抵抗する”がキーワードとなっていて、監督にも“闘う姿”、挑む姿”が垣間見えるような作品が特徴だそうです。
それではまず、アイスランドの作品からご紹介。
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馬々と人間たち（Of Horses and Men）
（2013／85分／アイスランド語）
監督：ベネディクト・エルリングソン
出演：イングヴァル・E・シグルズソン、シャーロッテ・ボーヴィング、ステイン・アルマン・マグノソン
※アジアン・プレミア
馬と人間の欲望と生と死を、奇想天外なエピソードの連続で語る驚きの「人馬ドラマ」。俳優出身のベネディクト・エルリングソン監督が手がける1本目の長編はブラックコメディ。エルリングソン監督は俳優としては何本も出演作品があり、トリアー作品にも出演しています。
この作品について、ディレクターの矢田部氏は、「スタイルも内容も、なんといえばよくわからない。説明を付け加えられない（笑）」と語り、「今年の発見はこれ！」と、新しい才能の登場を興奮気味に語っていました。
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Copyright 2013 Memfis Film Rights AB
ウィ・アー・ザ・ベスト！（We Are the Best!）
（2013／102分／スウェーデン語）
監督：ルーカス・ムーディソン
出演：ミーラ・バルクハンマル、ミーラ、グロシーン、リーヴ・ルモイン
※アジアン・プレミア
80年代初頭を舞台に、思春期の衝動に駆られてパンクバンドを始める女子中学生の青春映画。1998年にスウェーデンで公開されたデビュー作「ショー・ミー・ラヴ」（日本公開は2000年）が世界で話題となり、注目を浴びているルーカス・ムーディソン監督作品です。
奥様である漫画家のココ・ムーディソンさんの自伝エッセイが元になっている内容で、80年代初頭の雰囲気がとてもよく描写されているとか。「痛快！心がスカっとする作品」と矢田部氏。
ディレクターの矢田部氏によると、「とにかく今年の北欧の作品は良いものが多かった。ユニーク！面白い作品が多く、選ぶのに苦労した」そうです。
今年の東京国際映画祭で「断トツで個性的」と言わしめた2本の北欧作品。これは見逃せない！
今回の特別招待作品には、本年度カンヌ国際映画祭でアブデラティフ・ケシシュ監督＆主演のレア・セドゥにパルムドールが贈られた「アデル、ブルーは熱い色」をはじめ、ソフィア・コッポラ監督作品、ロバート・デ・ニーロ主演のリュック・ベッソン監督作品、なんとさらには、子供たちに大人気の劇場版プリキュアまで、幅広いジャンルの作品が上映されます。
たくさんの方、ファミリーに、幅広い年齢層の方に、ぶらりと気軽に映画祭を楽しんでもらいたい、という想いが伝わってくるようなラインナップ。
今年は大物スターや監督たちも多数来日予定！オープニング作品「キャプテン・フィリップス」（11/29公開）の主演トム・ハンクスをはじめ、ソフィア・コッポラ監督、父でありプロデューサーのフランシス・コッポラ、ロバート・デ・ニーロなどなど、豪華なゲストが来日するようです。
六本木ヒルズ会場では、連日いろんなゴージャスゲストに会えちゃうかもしれませんよ！
第26回東京国際映画祭は、10月17日（木）～10月25日（金）まで。
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第26回東京国際映画祭
会期：2013年10月17日（木）～10月25日（金）
会場：六本木ヒルズをメイン会場に、都内の各劇場および施設・ホール
公式ＨＰ
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