生涯で500脚以上の椅子をデザインしとたいわれる、デンマークを代表する家具デザイナーの一人ハンス・ウェグナー（1914～2007年）。来年2014年に生誕100周年を迎えるそうです。
「Yチェア」や、“ザ・チェア”と親しまれる「ラウンドチェア」といった代表作を生み出し、40年代～80年代後半まで、約半世紀にわたり、ウェグナーの椅子は時代を超えて愛されてきました。
この展示会では、生前のウェグナーと深い親交があり、北欧インテリアデザインの専門家として知られる島崎信氏、椅子研究家の織田憲嗣氏によりセレクトされた60脚以上が展示されています。
現行品をはじめ、生産中止のもの、プロトタイプ、ミニチュア、自邸の模型、島崎先生撮影の貴重なウェグナーの写真なども披露。
実際に触ったり、座ったりすることができるのが嬉しいですね！（触れてＯＫなものと、そうでないものがあるのでマークを確認しましょう！）
中でも特にワクワクしたのは、上写真の中央、高い位置に設置されている椅子。こちらは、ウェグナーのデザインのルーツともいわれる中国明代の椅子「圏椅」。
「圏椅」からインスピレーションを得て、「チャイナ・チェア」「チャイニーズチェア」が誕生（上写真「圏椅」の右２脚）。その後の、「Yチェア」や「ザ・チェア」に続いていきます。アジア・中国の椅子に影響を受けていたんですね！
島崎信＋織田憲嗣が選ぶ「ハンス・ウェグナーの椅子展」は、スパイラルガーデンにて10月14日まで開催中！
島崎信＋織田憲嗣が選ぶ
ハンス・ウェグナーの椅子展
会期：2013年9月27日（金）～10月14日（月・祝）11:00～20:00 会期中無休
会場：スパイラルガーデン（スパイラル１F)
監修：島崎信、織田憲嗣
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_760.html
