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【11/30-12/6】スウェーデン映画祭2013


開幕まであと約1週間と迫ってきました「スウェーデン映画祭2013」。
渋谷ユーロスペースにて、11月30日~12月6日の7日間、新作9本・旧作4本をあわせた全13作が上映されます。

このスウェーデン映画祭は日本初開催!
そしてなんと、スウェーデン映画祭としては世界最大規模の映画祭となります!

スウェーデン大使館のアダム・ベイェさん、映画祭ディレクターのヨハン・ノルドストロムさんによると、これまでスウェーデン映画の旧作に関しては日本でも知られている作品が多いのですが、残念ながら新作に関してはあまり日本国内で知られていないものが多い。もっとスウェーデンの映画文化を理解してもらいたい、知ってもらいたい!ということで今回のスウェーデン映画祭開催に至ったそうです。

開催中、3名の監督が来日予定。いずれも女性監督です。
12月2日(月)18時30分からは、3名の監督と、俳優・フォトグラファーとして活躍中の宍戸開さんによるシンポジウム「スウェーデン映画のいま」(入場無料)も開催されます。(詳細はこちら

オープニング上映は、来日する監督の一人、リーサ・オリーン監督による、ビル・スカーシュゴード主演の「シーモンとオークの木」(2011年)。素晴らしいスウェーデンの風景と美しい映像とともに、スウェーデンの歴史を垣間見ることができる作品です。

また、「フリッカー」「ノーベル殺人事件」の2作品以外の新作はすべて初公開!
ぜひこの機会にスウェーデン映画を堪能してみてはいかがでしょうか?


Illustration by Lisa Sjöblom


上映される全13作品の中から、いくつかピックアップしてご紹介いたします!
(テキストはスウェーデン映画祭2013公式HPより抜粋)


シーモンとオークの木
監督:リーサ・オリーン
キャスト:ビル・スカーシュゴード、ヘレーン・ショーホルム、ヤーン=ヨーセフリーエフェシュ
122分/2011年/DCP
ヨーロッパで第二次世界大戦の暗い影につつまれている最中、幼いシーモンはスウェーデン郊外ののんびりとした場所で牧歌的な幼少期を楽しんでいた。道徳観念のしっかりした労働者階級の両親の愛情のもと育てられていたが、ある日本当の父親はドイツのユダヤ人であると知らされる。『シーモンとオークの木』は著名なマリアン・フレドリックソンのベストセラーとなった同タイトルの作品を原作としている。
●上映日:11月30日(土)11時~(リーサ・オリーン監督の舞台挨拶あり)、12月5日(木)18時30分~


 
パルメ
監督:マウド・ニカンデル、クリスティーナ・リンドストロム
出演:オロフ・パルメ、リスベット・パルメ
103分/2012年/DCP
1986年2月の夜、ストックホルム市内の路上で突然銃撃されたオロフ・パルメ首相。その一晩で、スウェーデンという国が変わってしまう。「パルメ」は、映像と体験を通じた時空の旅であり、パルメの人生とスウェーデン社会に与えた衝撃を描き出すドキュメンタリー作品である。
●上映日:11月30日(土)13時30分~(クリスティーナ・リンドストロム監督の舞台挨拶あり)、12月5日(木)21時~
 

四年間
監督:トーヴァ・マグヌソン
出演:ビョーン・シェルマン、エリック・エリクソン、トーヴァ・マグヌソン
83分/2012年/DCP
スウェーデンで最も人気のある政治家の一人、政党党首のダヴィッド・ホルストはハンサムでユーモアに溢れ、次期首相候補として呼び声も高い。ところが、圧勝と思われた選挙で屈辱的な敗北を味わうことに。そのうえ突然、「男性」に恋してしまうダヴィッド。しかも相手は選挙で勝利した党の期待の新人だった・・・!
●上映日:11月30日(土)18時30分~、12月2日(月)11時~ (両回、トーヴァ・マグヌソン監督舞台挨拶あり)


セッベ
監督:ババク・ナジャフィ
キャスト:セバスティアン・ヨールト・アフ・オルネース、エヴァ・メランデル、ケンニ・ヴォールブリンク
83分/2010年/DCP
母親と小さなアパートに住む15歳のセッベ。セッベは母親を愛すこと以外できない青年。セッベは、がらくたの庭に逃げだし、彼の手の中で死んだものが生き返る。彼は創造力を持つ。ここでは彼は自由だが一人ぼっち。ついにある日、母親以外誰もいなくなり完全に孤立してしまう。母親が彼を見捨てれば、他のすべてのものが機能しなくなってしまう。
●上映日:12月1日(日)13時30分~、12月6日(金)13時30分~


■スペシャルイベント
●サイレントムービー「霊魂の不滅」(12/1(日)16時~、12/4(水)18時30分~)では、両回ともに、柳下美恵さんによるピアノ生演奏があります。

●特別上映会として、今年の東京国際映画祭2013で最高賞となる東京サクラグランプリを受賞したルーカス・ムーディソン監督の「エヴァとステファンとすてきな家族」(12/1(日)18時30分~)が上映されます。

●シンポジウム「スウェーデン映画のいま」(12/2(月)18時30分~)では、MCに映画評論家の萩野亮さん、来日される3名の監督(トーヴァ・マグヌソン監督、リーサ・オリーン監督、クリスティーナ・リンドストロム監督)と、俳優・フォトグラファーとして活躍中の宍戸開さんが登壇し、スウェーデンと日本の映画界についてのトークを披露。(入場無料)

■スウェーデン大使館 文化担当官のアダム・ベイェさんのおすすめ作品は?
●「セッベ」⇒「大人の世界の裏切りの影の部分。ずっしりくるものはありますが、これを見ないと何か大切なものを見損ねたことになってしまいます。」
●「フリッカー」⇒「非常にスウェーデンらしいブラックユーモアの代表作。」
※セッベ:12月1日(日)13時30分~、12月6日(金)13時30分~
※フリッカー:12月3日(火)11時~、12月5日(木)16時~


■注目ポイント!
「シーモンとオークの木」の主演、ビル・スカーシュゴードは、トーキョーノーザンライツフェスティバルや、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭でも上映された「シンプル・シモン」のシモンを演じた俳優。スウェーデンの名優、ステラン・スカーシュゴードの息子さんです。ちなみに、兄のアレクサンダー、グスタフも俳優(スカルスガルドという表記もありますが、スウェーデン語読みでは「スカーシュゴード」のようです)

■過去記事もご参考に!
2011年にルーカス・ムーディソン監督特集が組まれました!
【2/12~20】トーキョーノーザンライツフェスティバル2011
東京国際映画祭2013で上映された「ウィ・アー・ザ・ベスト」でグランプリを獲得!記者会見の模様です!
【祝・グランプリ受賞】ウィ・アー・ザ・ベスト! @東京国際映画祭2013
ビル・スカーシュゴード出演作品↓
スウェーデン映画「シンプル・シモン」、審査員特別賞受賞!
ステラン・スカーシュゴード出演作品↓
【4/28(土)公開】ノルウェー映画「弧島の王」


新旧の魅力あふれるスウェーデン映画を楽しみましょう!


Svenska filmfestivalen 2013
スウェーデン映画祭2013

会期:2013年11月30日(土)~12月6日(金)
会場:ユーロスペースEUROSPACE
チケット:前売券 1回券1300円 Pコード465-075
ユーロスペース劇場窓口、チケットぴあにて販売。
当日入場料:一般1500円 大学生・専門学校生・シニア・ユーロスペース会員1200円 高校生800円 中学生500円
共催:スウェーデン大使館、スウェーデン文化交流協会
協賛:ホテルオークラ東京、アブソルート・ペルノ・リカール・ジャパン
協力:第5回沖縄国際映画祭、東京国立近代美術館フィルムセンター、パラディソ、マックス総研(NPO)、アテネ・フランセ文化センター制作室、日本映像翻訳アカデミー
公式HP:http://www.swedenabroad.com/ja-JP/Embassies/Tokyo/4/-sys2/
トレーラー:http://youtu.be/CE6VhaKzWYk

(2013年12月02日更新)
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