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フィンランドは「本来の自分を取り戻せた場所」― 高橋絵里香さん


現在フィンランドのオウル大学で生物&地理学を専攻されている、高橋絵里香さん。
一時帰国されている絵里香さんに、先日お話をお聞きすることができました。

こちらが高橋絵里香さんです。いったいどんな方なのでしょうか?


 

やさしい光のなか、やわらかな表情を浮かべる絵里香さん。
着用されているマリメッコ生地のブルーのワンピースは、絵里香さんの手作り!
洋裁などもされるとか♪

高橋絵里香さんは北海道出身。16歳でフィンランドの高校に留学します。

首都ヘルシンキではなく、ご本人たっての希望であった、フィンランド北部・ロヴァニエミの高校。入学したのは2000年のことです。まだ日本でも、北欧・フィンランドの情報を手に入れるのが大変な時期でした。

小学校4年生のときに出会ったムーミン童話を読んで、憧れたフィンランドの地。お父様をはじめ、家族や現地の学校、友人、ホストファミリーのあたたかいサポートを受けながら、ひたむきに純粋に自分の意思を貫き、フィンランド人でさえも難しいといわれる高校の卒業試験に見事合格。現在、オウル大学に通っています。

高校の留学体験は「青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記」(講談社)にぎゅっと詰まっているので、まだ読んでいない方はぜひ読んでいただきたい一冊。

私は個人的に、「ぜったいに泣くだろなぁ・・・」と思いながら、恐る恐るページを開いた記憶があります。

案の定、期待を裏切ることなく、特に最後数ページは涙でなかなか読めませんでした。

まるで自分もそこにいるような、いっしょにハイタッチしているような気分になっていたんですよね。

フィンランドへ行って、自分が変わったのではなく、「本来の自分が取り戻せた」とお話されていたのが印象的でした。

そんな絵里香さんが手がけた初の翻訳本が今秋発売になります。

まだ先になりますが、北欧区でも本のご紹介はもちろん、在フィンランド歴14年になる絵里香さんが今感じるフィンランドのことなどなど、記事をアップしますので、お楽しみに!

絵里香さんのブログには、フィンランドでの様子が素敵な写真とともに綴られています。

高橋絵里香さんのブログはこちら


(2014年10月10日更新)
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