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【7/19公開】スウェーデン映画「なまいきチョルベンと水夫さん」



7月19日(土)に公開されるスウェーデン映画「なまいきチョルベンと水夫さん」をご紹介!
子供たちの姿が生き生きと描かれた、スウェーデンを代表する児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの「わたしたちの島で」が原作の映画です。

 
(左からチョルベンの妹分のスティーナ、チョルベンの愛犬「水夫さん」、チョルベン)


世代を超えて愛され続けるアストリッド・リンドグレーンの作品。この夏、「ピッピ」や「ロッタ」、「ローニャ」に並ぶ、愛すべき“ぽっちゃりツインテール少女”が日本のスクリーンに登場!彼女の名前は「チョルベン」。

ぽっちゃりとした体に愛嬌ある笑顔。口も達者で大人もタジタジの貫禄ですが、愛犬「水夫さん」とウミガラス島を愛する心やさしい少女です。

この映画は、リンドグレーンが脚本を手がけた13本のテレビシリーズから生まれた「わたしたちの島で」が元になっており、その中から特に印象的なエピソードをピックアップし、同じ配役で映画化されたものだとか。

劇場版もその後、毎年続編が製作されるという人気シリーズ。スウェーデンでも当時大ヒットとなりました。

常に海や、鳥や、人や動物のあたたかい気配を随所に感じる「なまいきチョルベンと水夫さん」。
北欧の夏に見られる、美しすぎる白夜の風景も必見。チョルベンたちといっしょに、楽しい夏を過ごしてみませんか?

 

◆ストーリー◆
舞台はスウェーデン、避暑地のウミガラス島。 大きな笑顔と大きなおしり、ときに大人もたじたじとなる少女らしからぬ少女チョルベンは、愛犬「水夫さん」といつも一緒。ある日チョルベンは、漁師からアザラシの赤ちゃんをもらいます。モーセと名付けたそのアザラシを、友だちのスティーナやペッレと一緒に飼い始めますが、モーセに夢中のチョルベンに愛犬の水夫さんは寂しそう。そんなとき、一度はチョルベンにあげたアザラシが高値で売れると知った漁師は、チョルベンたちから奪い返そうとし、さらには水夫さんがある事件に巻き込まれ…。 

 

動物や人との出会いや別れから、子供たちがどんどん成長する姿が本当にまぶしい!そんな子供たちを大人たちはあたたかく見守っています。

冒険してみてはじめて体験するちょっとした「怖さ」から、子供たちは学び、自分たちで考え、行動し、問題を解決していく力を身につけていきます。一人の人間として真の強さやたくましさを身につけ、優しく、穏やかな心が育まれていることに気持ちをグッと持っていかれました。

また大人たちのキャラもチョルベンたちに負けてはいません。

大人も子供も一人の人間で、みんながみんなカンペキじゃない。みっともない、恥ずかしいところを子供に見られても、そう思われても、相手に対して誠実であること。そして一生懸命であることは、子供にも伝わっています。

原作の「わたしたちの島で」も素晴らしいですよ!

子供から大人まで楽しめる、非常にわかりやすい展開。かわいらしい小屋や動物たち、子供たちのファッションなどにも注目!水夫さんを筆頭に、アザラシのモーセなどなど・・・目が離せないキャラクターが次々に登場します。

スウェーデンで公開されてから半世紀!「なまいきチョルベンと水夫さん」、ぜひ劇場でご覧ください。きっとスキップで鼻歌を歌って帰りたくなりますよ。

◆原作者アストリッド・リンドグレーンとは?◆
1907年11月14日、スウェーデン南西部、スモーランド地方田園地帯ヴィンメルビー郊外に生まれる。1944年、ラーベン・オク・ショーグレン社の一般公募に送った「ブリット-マリはただいま幸せ」が記念すべきデビュー作となる。1945年、風邪をひいて寝込んでいた長女カーリンに話して聞かせた話をもとにした「長くつ下のピッピ」を刊行。1946年には「名探偵カッレくん」、1947年には「やかまし村の子どもたち」、続いて「ピッピ」の続編を執筆、リンドグレーンの名前は一躍世界中で知られるところとなる。2002年に死去。同年、スウェーデン政府は彼女の功績を記念して「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を設立。

 
 
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監督:オッレ・ヘルボム
脚本:アストリッド・リンドグレーン
1964年/スウェーデン映画/スウェーデン語/92分/デジタル/ビスタ
字幕翻訳:三笠真希
字幕監修:菱木晃子
後援:スウェーデン大使館
配給:クレストインターナショナル
公式HP:http://www.suifusan.com
※7/19(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!



(2014年07月11日更新)
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