HOME > What’s New > 2014年 > 2014年09月20日

【11/29公開】困難を乗り越えて頂点を極めた女性歌手の感動の実話「ストックホルムでワルツを」




幾度となく迫る困難に負けない!夢をあきらめない!
スウェーデンが誇るジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドが、
歌手として頂点を極めるまでの波乱に満ちた人生を描いた実話。

スウェーデン郊外の実家で一人娘を両親に見てもらいながら、昼間は電話交換手、夜はバスでストックホルムに出向き、ジャズクラブで歌手としてステージに立つという目まぐるしい生活を送っていたシングルマザーのモニカ。

いつか歌で成功し、家を出て娘と一緒にストックホルムで暮らすことを夢に見ていたモニカですが、厳格な父親は「母親としての役目を果たしていない」と歌の仕事に猛反対。そんな矢先、モニカにジャズの聖地・ニューヨークで歌うチャンスが到来します。しかし、散々な結果となり、憧れの歌手からも、「誰かのマネをするより、自分らしい歌を歌ったほうがいい」と厳しく突き放され、モニカはすっかり落ち込んでしまいます。

故郷スウェーデンでもニューヨークでモニカの歌が通じなかったことが報じられ、父親から歌をやめ母親業に専念するよう責め立てられる始末。そんなある日、バンドメンバーの一人のアドバイスから、母国語であるスウェーデン語でジャズを歌ってみることに。スウェーデン語の歌詞がジャズのメロディーにぴったりとはまり、次第にスウェーデン中の人々の心に届くように・・・。

 

スウェーデンにこんなドラマチックな人生を歩んだ歌姫がいたとは!

掴もうとしては、何度も何度もするりと手からすり抜けていく栄光。それでも一瞬の光のために、歓喜の拍手のために果敢に挑み続けるモニカの姿に心打たれます。

暴走する娘を心配するあまり、厳しく責めてしまう父親。
その父親に認めてもらいたいと必死に前へ突き進む娘。

この父親とモニカとの気持ちの行きどころ、流れは、この作品の大きな見どころです。

また、60年代は北欧デザイン全盛期。ちょっとした北欧レトロなインテリアやファッションにも注目してみてください。

それにしても、スウェーデン語で歌うジャズがこんなにも心地よいものなのかと想像以上にうっとり!ジャズに明るくない人でも知っているであろう名曲もあり、メインとなっている「歩いて帰ろう」は本当にストックホルムを散策しているかのような朗らかでウキウキしてくる曲。

劇中では、主演のモニカを演じているエッダ・マグナソンが実際に歌っており、その素晴らしい歌唱力と表現力には絶賛の嵐。エッダ・マグナソンはもともと歌手ですが、本作で女優デビューを飾りました。

スウェーデンのアカデミー賞「ゴールデン・ビートル賞」で、最多11部門でノミネート、うち4部門で受賞を果たしている話題作。エッダ・マグナソンは主演女優賞、アイスランド・レイキャヴィーク生まれのスベリル・グドナソンは本作で助演男優賞を受賞。ジャズバンドメンバーのベーシスト役なのですが、この彼、非常に重要な役どころです。

なめらかなで心地よいスウェーデン語ジャズ、北欧ファンとしてはチェックしておきたい北欧デザインの背景。そして、ひたむきに前を向いて、少しずつ進んでいくモニカ・ゼタールンドの姿を、ぜひ劇場でご覧ください。リアルに沁みます。

●劇中で披露された楽曲(一部)●

日本でもよく知られるジャズの名曲。スウェーデン語詞がぴったりと合っていてカッコイイ。
Monica Zetterlund-I New York(Take Five) http://youtu.be/a3O6mpskBNs

ストックホルムの街並みを口ずさんで散歩してみたくなる一曲。
Monica Zetterlund: SAKTA VI GÅ GENOM STAN (歩いて帰ろう)http://youtu.be/GF_NDRM3498

巨匠ビル・エヴァンスとの共演作。モニカはこの曲で国際的な名声を得た。
Monica Zetterlund (w/Bill Evans) -- Monicas' Vals (Waltz For Debby) http://youtu.be/AOTDlBmJons



『ストックホルムでワルツを』(原題:Monica Z)
監督:ペール・フライ
出演:エッダ・マグナソン、スベリル・グドナソン、シェル・ベリィクヴィスト ほか
2013年/スウェーデン/スウェーデン語、英語/カラー/111分
配給:ブロードメディア・スタジオ
公式HP:http://stockholm-waltz.com/
公式Facebookページ:http://www.facebook.com/stockholmwaltzmovie
公式Twitter:http://twitter.com/stockholmwaltz
Carlo Bosco © StellaNova Filmproduktion AB, AB Svensk Filmindustri, Film i Vast, Sveriges Television AB, Eyeworks Fine & Mellow ApS. All rights reserved.

11月29日(土)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

「ストックホルムでワルツを」オリジナル・サウンドトラックが11月5日に発売!
「ワルツ・フォー・デビー」他、モニカ・ゼタールンドのオリジナル作品5タイトルも同時発売!



(2014年09月20日更新)
このページの先頭へ