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【11/1公開】アイスランド映画「馬々と人間たち」


昨年の東京国際映画祭をにぎわせ、監督賞を受賞!さらに、トーキョーノーザンライツフェスティバル2014でも上映され、(いろんな意味で)人々の心をわしづかみにしたアイスランド映画「馬々と人間たち」が、11月1日(土)に全国劇場公開されます!(シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開)

 

ありがたいことに、ほぼ1年ぶりに再び、スクリーンの中のアイスランドのお馬さんたちに会うことができました。この映画、実はもう一度見てみたいと思っていたのです。

昨年の東京国際映画祭のあと、日本で全国公開されるかどうか、とあるアイスランド関係者の方と一緒に腕組みをして唸っていたのですが・・・(笑)こんなにも早く会えるとは!!

突出したユニークさと、一度訪れた方々のハマリ度、愛着度が非常に高いアイスランド。近年ますます世界から訪れる観光客も増え、ハリウッド映画のロケ地として使われることも多くなっています。

そんなアイスランドで生まれた「馬々と人間たち」が今、世界中で熱い支持を集めています。各国の映画祭で数多くの賞を獲得、アイスランド・アカデミー賞(エッダ賞)では主要6部門を制覇、2014年アカデミー賞外国語映画賞のアイスランド代表にも選ばれました。

 

舞台は春から秋にかけてのアイスランド。どこまでも雄大で美しい大自然をバックに、馬あっての人間による、人あっての馬による、数々の物語が展開されていきます。

2度目ということで、あたたかい気持ちで安心して馬の表情などもじっくりと見ることができました(笑)

とにかく1度目は、次から次へとカルチャーショックのオンパレード。なんでも、この作品を撮ったベネディクト・エルリングソン監督でさえ驚いたとか。幼い頃、夏に田舎で映画に出てくるような馬のいるコミュニティで働いたことがあったという監督。レイキャヴィーク出身という都会っ子の監督にとって、ものすごいカルチャーショックだったそうです。

ちなみに、この作品は、アイスランド西部のボルガルフョールズルという場所で撮影されたそうですよ。

人間ならではの“すったもんだ”なドラマをよそに、澄んだ馬の眼差しと、飄々とした姿の対比が滑稽で、なんとも可笑しい。いろんな壁をとっぱらって、最後のオーラスは非常に清々しい気持ちになるのだから不思議です。

 

劇作家・俳優としても活躍、今作で長編監督デビューとなったエルリングソン監督は脚本も手がけています。製作は、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『春にして君を想う』(91)、永瀬正敏主演『コールド・フィーバー』(95)などの監督として世界的に知られるフリズリク・ソール・フリズリクソン。主演はアイスランドの代表的俳優イングヴァル・E・シグルズソンと、デンマーク出身の女優シャーロッテ・ボーヴィング。けっして多くないセリフ。彼らの演技にも注目です。

いろんなシーンがある中で、「一頭の馬も傷つけてはいない」そうです。これだけ馬を愛し、尊重しあっていなければ、こんな映画は撮れないと。まさに、エルリングソン監督はじめ、このキャスト・スタッフによる奇跡の作品なのではないでしょうか。

1度目の方はぜひお見逃しなく!2度目3度目の方にもおすすめしたい映画「馬々と人間たち」は、11月1日シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!

【参考記事】
【祝・監督賞受賞】アイスランド映画「馬々と人間たち」@東京国際映画祭2013
【10/17-25】アイスランド&スウェーデン作品上映!@ 第26回東京国際映画祭

  
「馬々と人間たち」
(原題:Hross i oss/英語題:OF HORSES AND MEN)

製作:フリズリク・ソール・フリズリクソン『春にして君を想う』『コールド・フィーバー』
監督:ベネディクト・エルリングソン
出演:イングヴァル・E・シグルズソン、シャーロッテ・ボーヴィングほか
2013/アイスランド・ドイツ・ノルウェー/アイスランド語・スウェーデン語・ロシア語・スペイン語/カラー/2.35:1/81分/日本語字幕:栗原とみ子
後援:アイスランド大使館
配給・宣伝:マジックアワー (C)Hrossabrestur2013
http://www.magichour.co.jp/umauma/
11月1日シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!!


(2016年05月16日更新)
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