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2017年オープン予定!ムーミンテーマパーク「Metsä(メッツァ)」が埼玉県飯能市の宮沢湖に決定!


(宮沢湖面)

埼玉県飯能市の宮沢湖に決定!ムーミンテーマパーク「Metsä(メッツァ)」

6月30日、「ムーミンテーマパーク」の新たな展開について、都内で記者説明会が行われました。

「ムーミンテーマパーク」は、2013年12月に駐日フィンランド大使館で行われた、2014年のトーベ・ヤンソン生誕100周年を祝う「Tove100」の記者会見内で建設が予定されていると発表。直後から「どこにオープンするの??」と、詳細や候補地については謎のままで、ネット上でも話題になっていました。

2013年の時点では、2015年中に日本国内での設立を目指しているということのみで、規模も場所も選定中とのことでしたが、そこからついに、投資銀行業務・企業投資を展開するフィンテック グローバル株式会社より発表がありました。

ムーミンテーマパークの名称は「Metsä」(メッツァ)
場所は埼玉県飯能市!決定に至った経緯とは?

注目されたテーマパークの所在地は、埼玉県飯能市の宮沢湖。ここを中心とした広大なエリアに、ムーミンの世界を体験できる施設「Metsä」(メッツァ:フィンランド語で「森」の意)が開設されます。敷地面積は、東京ドーム約4個分の広さ。ムーミンをテーマにした施設としては、日本が世界初進出となります。

2005年に「森林文化都市」を宣言、森と人とが良い関係を築きあいながら、自然と街の調和を目指す飯能市。自然との共生は、ムーミンの世界そのものであり、飯能市からの熱烈なラブコールもあって、宮沢湖にムーミンテーマパークが開設されることになりました。

ムーミンテーマパーク設立について発表した2013年の時点では、都市型の小規模なものになる予定でしたが、やはりムーミンの世界には、自然が重要ということで、候補地選びに時間を費やすことになったそうです。

飯能市は緑が豊かで、ムーミンにゆかりのある「あけぼの子どもの森公園」をはじめとする、子供が安全に遊べるような公園が多く存在します。フィンテック グローバルの玉井信光・代表取締役社長は、飯能市には木を使った建物が多く、『西川材』と呼ばれる材木を使った飯能市立図書館のように、木のぬくもりを感じる建物をたくさん作りたいと話しました。

  
 (あけぼの子どもの森公園)

 (photo by hokuwalk.com)


大久保勝・飯能市長によると、「あけぼの子どもの森公園」は、当時の職員が、ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンに送った一通の手紙からスタート。何度か手紙をやり取りしているうちに、トーベは、環境や自然への思い、未来を担う子供達への思いを願う飯能市の考えに共感。自然豊かな北欧を彷彿させる公園が完成しました。

そしてまた、ムーミンテーマパークが設立されるというニュースを聞いて、ぜひ飯能市にと熱心にアプローチをした結果、ムーミンンテーマパークの誘致に成功。飯能市にとって、大きなニュースになったと喜びを述べました。

飯能市は都心から約50km。西武池袋線「池袋駅」から「飯能駅」まで、特急レッドアロー号で40分。40分で、都会の喧騒から、森と湖、そしてムーミンの世界へ。

 

園内は2つのゾーン構成!
気になる「Metsä(メッツァ)」の内容

テーマパーク「Metsä(メッツァ)」では、Public zoneと、Moomin zoneの2つのゾーンが設けられる予定。

パブリックゾーンでは、これまでも「レイクサイドパーク宮沢湖」として、地元の人々に親しまれてきたということもあり、誰でも自由に入られるエリアに。毎日のように来れる公園としての顔を持ちます。

ここでは、ショッピングや湖の見えるレストランも楽しむことができる模様。レストランでは、素材を生かした本格的な北欧料理をいただくことができたり、地産地消の地元食材で、子供に安全な食べ物も提供される予定。

Moomin zoneは、音や視覚、五感に訴える演出で、来場者がトーベ・ヤンソンの世界、ムーミンの物語の世界を楽しめるエリア。屋内・屋外・体験・芸術がすべて詰まった総合的な施設になる予定。ムーミン屋敷も建設され、おなじみのキャラクターに会える場所も。





西武鉄道の若林久・代表取締役社長は、所有する土地をフィンテック グローバルに売却、最大限の協力を約束。また、駐日フィンランド大使館のヤーッコ・レヘトヴィルタ公使参事官は、経済的な効果だけでなく、子どもの成長やフィンランド&日本のつながりを向上させてくれるようなテーマパークになればと期待を寄せていました。

 
(左からレヘトヴィルタ・フィンランド公使参事官、ムーミン、大久保勝・飯能市長、玉井信光・フィンテック グローバル代表取締役社長、若林久・西武鉄道代表取締役社長)


2017年はなんと、フィンランドが独立して、ちょうど100周年になるアニバーサリーイヤー!
そんな記念の年に、ムーミンテーマパーク「Metsä(メッツァ)」がオープン。開業は2017年、できるだけ早い時期を目指すとのこと。

 

●施設概要●
Metsä(メッツァ)・・・フィンランド語で「森」 ※2017年オープン予定
美術館、リゾート、公園、レジャー施設といった、全てのあらゆる要素が融合した施設。自然・ムーミン・ファンタジー(非日常)・北欧「Nordic」の文化体験・暮らし(日常)に触れ、家族が憩い、地域に愛され、立ち寄れるコミュティスペース。

所在地:埼玉県飯能市宮沢
面積:宮沢湖(周辺土地約187,000㎡) ※東京ドーム約4個分の広さ
アクセス:
【電車】西武鉄道池袋線「池袋」駅から「飯能」駅まで、特急レッドアロー号で40分
【車】圏央道「狭山日高IC」より約6km

フィンテック グローバル㈱ http://www.fgi.co.jp/
埼玉県飯能市 http://www.city.hanno.saitama.jp/
西武鉄道㈱ http://www.seibu-group.co.jp/railways/

ムーミン公式サイト 
https://moomin.co.jp/ (日本)
https://www.moomin.com/ (海外)

参考記事:
2014年は、ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン生誕100周年!



(2016年07月12日更新)
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