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【映画】服従か抵抗か?祖国を思う国王の決断は?ノルウェー映画『ヒトラーに屈しなかった国王』(12/16公開)




昨年、国民の7人に1人が鑑賞し、ノルウェー国内で興行成績第1位を記録。ノルウェー・アカデミー賞(アマンダ賞)8部門(作品賞・助演男優賞ほか)に輝き、アカデミー賞 ® 外国語映画賞ノルウェー代表に選出された話題作、ノルウェー映画『ヒトラーに屈しなかった国王』をご紹介します。

ナチスに従うか、それとも抵抗を続けるか―
決断を迫られた国王・ホーコン7世の運命は?


1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻すると、その圧倒的な軍事力により、主要な都市は相次いで占領されてしまいます。降伏を求めてくるドイツ軍に対し、ノルウェー政府はそれを拒否。ノルウェー国王・ホーコン7世は、政府閣僚とともに北へと逃げ、ナチス・ドイツに抵抗し続けますが、ついに歴史に残る重大な決断を下します。

実在した主人公の国王・ホーコン7世を演じたのは、「007」シリーズのミスター・ホワイト役で知られ、今回プロデューサーとしてもクレジットされている、イェスパー・クリステンセン。ノルウェー皇太子で息子のオラフに、『コン・ティキ』のアンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ノルウェーに降伏を迫るドイツ公使は、『ヒトラーの贋札』のカール・マルコヴィクスが演じました。手がけたのは、日本でも2014年に公開された、ジュリエット・ビノシュ主演『おやすみなさいを言いたくて』のエリック・ポッペ監督です。



現在も国民の間に浸透している
国王の祖国ノルウェーへの思い。


主人公のホーコン7世は、元々デンマーク王家の次男として誕生しており、実兄はデンマーク国王のクリスチャン10世。1905年にノルウェー国王として即位しました。「祖国のために」という言葉を口にするシーンは、国民投票により国王となったホーコン7世の、国や国民への強い思いを感じます。また、作品を通じて、ノルウェー王室、国王の目線から見た、第二次世界大戦の側面も知ることができそうです。

ノルウェー王室は国民から大変人気があり、慕われていると聞きます。このホーコン7世のノルウェーへの熱い思いが継承され、今でも国民と強い絆で結ばれているんだなと感じました。ちなみに、現ノルウェー国王のハーラル5世は、劇中でも登場するホーコン7世の可愛い孫にあたります。



見どころとしては、迫り来る究極の選択に、国王としての立場を理解しながらも、葛藤するホーコン7世の姿に引き込まれ、国王と皇太子の親子の本音がぶつかり合うシーンにも注目。また、ナチス・ドイツに対してノルウェー軍が大砲で抵抗する場面や、手持ちカメラで撮影されたという銃撃シーン、上空を低空飛行で飛び交う戦闘機、空襲シーンなどは想像を上回る迫力。とてもリアリティがあり、緊迫したシーンから解放されたときは、自分を含め、周りからふーっと息がもれる声が聞こえるほど。

ポッペ監督は現在、2011年に発生したノルウェー・ウトヤ島での銃乱射事件を題材にした映画を準備中とのことです。こちらもどんな風に見せてくれるのか、楽しみです。

『ヒトラーの屈しなかった国王』は、12月16日(土)、シネスッチ銀座ほか全国順次公開!


【ストーリー】
1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否。国王のホーコン7世は、家族、政府閣僚とともにオスロを離れる。国王は、ヒトラーの命を受けたドイツ公使から、ナチスに従うのか、国を離れて抵抗を続けるかの選択を迫られる。



ヒトラーに屈しなかった国王

出演:イェスパー・クリステンセン、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、カール・マルコヴィクス
監督:エリック・ポッペ「おやすみなさいを言いたくて」  
製作:ピーター・ガーデン「メランコリア」「ドッグヴィル」  
2016/ノルウェー/ノルウェー・独・デンマーク・スウェーデン語/136分/DCP/
配給:アット エンタテインメント
http://kings-choice-jp.com/


(C)2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Väst/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures

12月16日(土)、シネスッチ銀座ほか全国順次公開


▼エリック・ポッペ監督作
ジュリエット・ビノシュ主演映画『おやすみなさいを言いたくて』(2013年公開/日本2014年公開)
http://www.hokuwalk.com/News/page/page_id/012014110600015001



(2017年11月06日更新)
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