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【映画】巨匠イングマール・ベルイマン監督の特集上映「ベルイマン生誕100年映画祭」開催(7/21より)


イングマール・ベルイマン監督


今年は日本・スウェーデン外交関係樹立150周年ということで、スウェーデンにまつわるさまざまな行事が予定されていますが、スウェーデンといえば、この方を忘れてはいけないでしょう。「20世紀最大の巨匠」、「映像の魔術師」、「北欧映画界の至宝」等々、数多くの賛辞で称される巨匠イングマール・ベルイマン監督の特集上映「ベルイマン生誕100年映画祭」が、7月21日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAを皮切りに全国で開催されます。

ベルイマンの生誕100周年となる記念の年ということで、各地で彼の偉大な足跡を再評価する行事が催されるとのこと。日本では、ベルイマンの50本以上にわたるフィルモグラフィーの中から、13本の傑作をセレクト。全作品、最新技術によって修復したデジタル・リマスター版での公開になります。

上映されるのは、『夏の遊び』(51)や『野いちご』(57)、『魔術師』(58)など初期の傑作群をはじめ、生涯にわたり追及し、宗教と神の問題に真正面から取り組んだ<神の沈黙>三部作『鏡の中にある如く』(61)、『冬の光』(63)、『沈黙』(63)。

さらに、ベルイマンを公私にわたってサポートし続けたリヴ・ウルマンとの初タッグ作『仮面/ペルソナ』や、初めて日本で公開されたベルイマンのカラー作品『叫びとささやき』(78)、第56回アカデミー賞4部門受賞ほか各国の映画賞を総なめにしたベルイマンの集大成的超大作『ファニーとアレクサンデル』(82)も、全5章、5時間11分のオリジナル全長版で公開されます。

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年の年が、生誕100周年。日本とスウェーデンのアニバーサリーイヤーに、彼の60年以上にわたる代表作が集結。なぜ彼がこんなにも人を魅了し、後世に名を残し続けているのか?ベルイマン映画を通して、当時のスウェーデンの風景や表情、空気感を感じとってみてはいかがでしょう。

「ベルイマン生誕100年映画祭」は、7月21日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次開催!

ベルイマン生誕100年映画祭
http://www.zaziefilms.com/bergman100/

<上映作品(計13本)>
『夏の遊び』(51)
『夏の夜は三たび微笑む』(55)
『第七の封印』(57)
『野いちご』(57)
『魔術師』(58)
『処女の泉』(60)
『鏡の中にある如く』(61)
『冬の光』(63)
『沈黙』(63)
『仮面/ペルソナ』(66)
『叫びとささやき』(73)
『秋のソナタ』(78)
『ファニーとアレクサンデル』(82)

イングマール・ベルイマン(1918-2007)
1918年7月14日、スウェーデン・ウプサラ生まれ。1946年『危機』で映画監督デビュー。1952年『不良少女モニカ』がヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに激賞され、1955年『夏の夜は三たび微笑む』がカンヌ国際映画祭詩的ユーモア賞を受賞。続く『第七の封印』(56)、『野いちご』(57)、『処女の泉』(59)が各国の映画賞を受賞し、世界的名声を確立した。ほか代表作に『仮面/ペルソナ』(66)、『叫びとささやき』(73)、『ファニーとアレクサンデル』(82)等。映画監督と同時に演劇人としても名を馳せ、三島由紀夫の戯曲「サド侯爵夫人」等を演出。2007年フォール島の自宅にて89歳で死去。生涯に手がけた映画作品は50本以上にのぼる。




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(2018年05月25日更新)
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