6月の夏至祭から徐々に夏休みモードになる北欧!
本日は、明るい光の中でフィンランドの夏を過ごすキュートな二人の女の子の物語をご紹介します。
フィンランドの「ムーミン」シリーズ、スウェーデンの「ロッタちゃん」シリーズ、「長くつ下のピッピ」シリーズ、ノルウェーの「小さなスプーンおばさん」シリーズなど、想像力豊かな世界を描き、大人から子供まで愛される物語を贈りだしてきた北欧。今回、フィンランドで長く愛され続けるマリヤッタ・クレンニエミ原作の児童文学が映画化された、小さな女の子オンネリとアンネリが主人公の物語『オンネリとアンネリのおうち』が日本にやってきます。
本国フィンランドで3週連続1位に輝き、その後シリーズ化された3作品で、のべ100万人を動員。国民の5人に1人が観たという話題の映画『オンネリとアンネリのおうち』。フィンランド映画『ヘイフラワーとキルトシュー』(シニッカ・ノポラ&ティーナ・ノポラ姉妹原作の児童文学/本国公開2002年、日本公開2005年)のような、愛嬌たっぷりの女の子たちとおしゃれなインテリアに魅せられた人はきっと、『オンネリとアンネリのおうち』も外せないはず。
“正直者にあげます”と書かれた封筒にはお金が!「私たちって正直者かな・・・?」
待ちに待った夏休み。仲良しのオンネリとアンネリは素敵な水色のお家に住むことに!(羨ましい!)ちょっと不思議なお隣さんたちと交流しつつ、楽しく過ごしていると、ある事件に遭遇してしまいます。二人はそのとき、どうする?!
家具や壁紙、インテリア小物から食器、クローゼットにはおそろいの服やキラキラとしたアクセサリーまで、揃いに揃った夢のようなお家。冷蔵庫には見た目も可愛くて美味しそうなお料理も。きっと皆さんの中にも、幼い頃、ドールハウスのようなカラフルキュートな世界に憧れた方もいらっしゃるのでは?ほほえましくて、思わず頬が緩みっぱなし。
人はそれぞれに問題を抱えていて、親だって大人だって完璧じゃないし、いろんな事情がある。それなら自分たちで楽しまなくちゃ!そんな純粋でたくましい二人の女の子の笑顔がはじけるたび、小鳥の声が聞こえてくるたびに、心に平和がやってくる。
この映画には、あらゆるところで、隅々まで心奪われる魔法がいっぱい。(特にお隣の姉妹のお庭で収穫されるものにはワクワクの秘密が!)説明しすぎないから、想像力を掻き立てられる。夏の日差しをたっぷりと浴びながら、二人の女の子の笑顔と想像力は、まわりの人たちを救い、元気に笑顔にしていきます。
オンネリとアンネリ自身が、魔法使いなのかもしれない?!
映画『オンネリとアンネリのおうち』は、6月9日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開!
【ストーリー】
オンネリとアンネリはとっても仲良し。ある日ふたりは、バラ通りで「正直者にあげます」と書かれた手紙とお金の入った封筒を拾い、そのお金で、バラの木夫人というおばあさんから夢のように素敵な水色のおうちを買うことに。オンネリは9人きょうだいのまん中で、アンネリは離婚したおとうさんとおかあさんの間を行ったり来たり。ふたりの両親は忙しすぎて、自分たちがいなくても気づかない。「わたしたち、ふたりの家に住んでいい?」気難しそうなお隣さんや、魔法が使える陽気な姉妹、ちょっぴり変わったご近所さんと交流しながら、ふたりだけの楽しい生活が始まる。しかし、お隣さんに泥棒が―!
オンネリとアンネリのおうち
原作「オンネリとアンネリのおうち」
著者:マリヤッタ・クレンニエミ/訳者:渡部翠/出版社:福音館書店
2014年/フィンランド/フィンランド語/80分/原題:Onneli ja Anneli/英題:Jill and Joy
配給:アット エンタテインメント
公式HP:http://www.onnelianneli.com/
6月9日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開!
(c) Zodiak Finland Oy 2014. All rights reserved .
<関連イベント>
マリヤッタ・マリヤッタ・クレンニエミ 作
マイヤ・カルマ 絵
渡部翠 訳
福音館書店 刊
児童文学「オンネリとアンネリのおうち」翻訳者 渡部翠さんトークイベント
日時:2018年6月1日(金)18時半~(1時間ほど)
会場:教文館6階ナルニアホール
定員:40名
参加費:無料
申込先電話番号:03-3563-0730(10時~20時)
詳細HP:https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/weblog/c9302cf9