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【デザイン】心地よい空間づくりの達人!北欧の人々の生き方や考え方が詰まったデザイン



“おうち時間”で家の中に目が向き、暮らしをあらためて意識する中で、「居心地の良い暮らし」や「幸せな生き方」という、家での過ごし方が注目されました。

おうちでの生活を心地よく、豊かにすることへの意識が高い北欧は、幸せに繋がる快適な過ごし方を知るエキスパート。おうち時間が長引くにつれ、北欧デザインもあらためて熱い注目を浴びることになったようです。

厳しい環境下でも、幸福度で常にトップをキープする北欧の人々の生き方や考え方が詰まったデザインを紹介。コロナ禍でも準備してきたデンマーク・ブランドの今年の秋冬コレクションです。



■雰囲気づくりの魔術師
毎日を過ごす部屋×照明デザイン

美しいプリーツから漏れる柔らかな光で、心地よい空間を作り出す照明ブランドのレ・クリント。Rikke Frost(リッケ・フロスト)が手掛けた「CALEO(カレオ)」は、紙製プリーツのシェードの折り目にブロンズ色を施した秋冬の新作。「カレオ」はラテン語で「ハイライトする」という意味。折りの美しさがさらに引き立ち、キリリとした外観の照明が誕生しました。

ちなみに、「カレオ」のオリジナルモデルが誕生したのは、デンマークの人気テレビ番組『デンマークの次なる名作』( “Danmarks næsteklassiker”)がきっかけだったとか。期限内に家具やインテリアのデザイン・開発をするというコンテスト番組で、ダイニングテーブルに合う美しい照明をつくるというテーマの時に、リッケ・フロストはレ・クリントと協働し、見事2位に選ばれたそうです。


CALEO(カレオ)
Design:Rikke Frost
※今秋、日本で発売されるのは、オリジナルの形をアレンジした「カレオ1」と「カレオ2」。


【デザイナー Rikke Frost(リッケ・フロスト)】
オーフス建築大学でインダストリアルデザインを学び、2000年に卒業。2004年に「リッケフロストデザイン」を設立。これまでに手掛けてきた企業は、テンピュール、スケアラック、ケーンライン、ウォーム・ノルディック等。デンマーク国内外で数多くの展覧会に出展。ロッキングチェアの「Sway」でデンマークのデザインインテリア誌Bolig Magasinetのデザイン賞を含むいくつかのデザイン賞を受賞。(※画像のリッケさんが手にしているのがオリジナルモデル)


また、木とガラスの調和が美しい充電式ランプ「CANDLELIGHT(キャンドルライト)」は、本物の火のランプにようなあたたかな雰囲気を作ってくれます。

デンマークの人々が大切にしている心地よい雰囲気を指す“ヒュッゲ”を気軽に取り入れられるようにと生まれた照明。オーク材のハンドルとホルダーに、ドーム型のガラスが上品なランタンです。

ゆらゆらと揺らめく炎はLEDですが、なんとキャンドル部分は本物のロウで出来ています。木の素材感や細部にまでこだわって仕上げられています。ベッドサイドに置いたり、ベランダやテラスに持ち出したり。家で、より心豊かな時間を過ごしてほしいというデザイナーとレ・クリントの思いが込められた照明です。

デザイナーのフィリップ・ブロ・ルドゥヴィセンは、家族とキャンドルの火を灯しながら団らんの時を過ごしている時、10代の子どもたちから「環境にやさしくないから(キャンドルを)消してほしい」と言われたことをきっかけに、このキャンドルライトが生まれたのだそう。


CANDLELIGHT(キャンドルライト)
Design:Philip Bro Ludvigsen
※バッテリー連続使用時間は150時間。


【デザイナー Philip Bro Ludvigsen(フィリップ・ブロ・ルドヴィセン)】
オーストラリア生まれ。1989年にデンマークデザイン学校を卒業後、デザインスタジオを設立。ジョージ ジェンセン、アイラーセン、ロイヤルコペンハーゲンのデザインを手がける。1990年代よりレ・クリントとのコラボレーションを開始。レ・クリントの伝統的なシェードを現代風にアレンジした照明をいくつもデザインし、オリジナリティ溢れる薄型照明「サンフラワー」やシェードを換えることができる「アンダーカバー」を生み出す。



■家族の明るい声は元気の源
触れ合いの時間×おしゃれデザイン


コロナ禍であろうとなかろうと、小さな赤ちゃんは待ってくれません。授乳の時間やオムツ替えの日々は毎日やってきます。そんな毎日お世話をする大切な家族と触れ合う時間を楽しくさせてくれるのもデザインの力。

デンマークのベビーブランド「リエンダー」が、おしゃれなカラーのオムツ替え用マット「MATTY(マッティ)」を作りました。オムツ替えをするときは、くるくると巻ける薄手のマットなどがありますが、出しっぱなしにしておくのはちょっと抵抗がある……そんな時、その辺に置きっ放しにしておいても生活感を感じさせないカラーとデザイン。

プラスチックのような硬さではなく、ベビーにも優しい柔らかさ。ちょっとした遊具のような感触です。オムツ替えを嫌がる赤ちゃんが多い中で、手触りも寝心地も良いのか、「自分からゴロンと寝転がってくる」という赤ちゃんもいるとか。赤ちゃんが台から落ちないように側面を立たせたデザインも安心。

オムツ替えはもちろん、ベビーマッサージや対話をするためのスペースに。また、デンマークではソファに載せて使用することもあるそうです。表面が平らで安定しているため、そばで座らせておいたり、少し寝かせておくなどの使い方もあるとか。

2019年には、「ベビー及びチャイルドケア製品」の部門でドイツデザインアワードを受賞しているアイテムです。


MATTY(マッティ)チェンジングマット
※防水機能あり。アルコール剤でのお手入れ可。

■毎日に潤いを与えてくれる
自然×インテリアデザイン


おうち時間中に新しく取り入れたもの、これまで手につけてなかったけど、時間があるからやってみようと挑戦してみたものなど、色々ある中で、花や植物を育ててみたり、飾るなどして、自然を意識して取り入れたという人も多いのではないでしょうか。

そこで目が行くのが、フラワーベースや植木鉢といったアイテム。デンマークのインテリアブランド「ジョージ ジェンセン」と、国際的な活躍で高い注目を集めるノルウェーの建築デザインスタジオ「スノヘッタ」がコラボレーションした新作「TERRA(テラ)」が新鮮。ステンレススチールとテラコッタを組み合わせたコレクションで、部屋に「エレガント×ナチュラル」という新しい風を運び込みます。

スノヘッタは、建築とランドスケープなど、複数の分野間をできる限り分割することなく、環境的にも社会的にも、より良い相互作用を重視しているデザインスタジオ。彼らの革新的思考と、ジョージ ジェンセンの深いデザインへの理解、素材に対するノウハウが共鳴し、今回のコラボレーションが実現しました。

ジョージ ジェンセンはブランドとして、今回初めて“テラコッタ”を素材に使用。コレクション名の「テラ」は、テラコッタのほか、ラテン語で地球を意味します。

ポット(植木鉢)は、植物の根の成長を反映させるデザイン。植物が小さいうちは口の小さいほうのポットを、成長して植え替えが必要になれば、口の大きいポットにひっくり返して使えるという優れもの。

テラコッタとスチールの3つのポットのセットもキュート!また、挿しておくと、細い口から2~3日かけて、ゆっくりと一定量の水が出てくる水差しや、そのまま置いておいてもサマになる花瓶のような美しい佇まいのじょうろも。機能もさることながら、美へのこだわりが垣間見られます。


TERRA(テラ)コレクション
※中央に立っているステンレススチール製のものが「じょうろ」。まるでオブジェのよう!

【Snøhetta(スノヘッタ)】
ノルウェー・オスロを拠点とし、建築、ランドスケープ、家具、グラフィックなど、多方面で活躍。環境に配慮した建物や作品を作る建築デザインオフィス。オスロのオペラハウス、ノルウェーの海中レストラン「アンダー」、ニューヨーク世界貿易センターメモリアルサイト他、多数のデザインを手掛ける。

問い合わせ:㈱スキャンデックス



(2020年07月20日更新)
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