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【グルメ】イケアが地球と人にやさしい食品を提案!植物由来の「プラントボール」って何だ?



イケア・ジャパン代表取締役社長兼Chief Sustainability Officerのヘレン・フォン・ライス氏


インテリア小物から家具、テキスタイルまで、毎日の暮らしに必要なものがリーズナブルに揃い、郊外型だけでなく、原宿にも都市型店舗を出店し話題となっているスウェーデン生まれのホームファニッシングカンパニー「イケア」。

「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンのもと、イケアが今力を入れている分野が「食」。イケアというとインテリアのイメージが強いかもしれませんが、お店に行くと、休憩がてら立ち寄ってしまうのがイケアレストラン&カフェ。リーズナブルな価格でお腹いっぱい食べられる料理やデザートが並んでいます。

人と地球にやさしく、よりポジティブな影響をもたらすためには、サステナブルな食習慣が大切だと考えたイケア。看板メニューのミートボールにも負けない、肉を使わずにミートボールを再現した「プラントボール」を生み出しました。プラントボールは、植物由来の原料のみで作られた食品です。

サステナブルな食習慣とライフスタイルを提案
小さなプラントボールが生み出す、大きな変化


9月末、スウェーデン大使館にて、「プラントボール」がプレスに発表されました。イケア・ジャパン代表取締役社長兼Chief Sustainability Officerを務めるヘレン・フォン・ライス氏は、地球温暖化防止のために、「イケアも行動することにした」と宣言し、食品に着目。実は、食品は温室効果ガスを多く排出しているものの一つで、中でも最も温室効果ガスを排出しているのが「食肉」なのだそう。

イケアのミートボールは1985年の販売以来、同社を象徴する商品であり、「スウェーデンの魂であるミートボールに手を出すのはおこがましい。簡単に手を出せるものではない」とヘレン代表。そこで、新しいミートボールのお友達、「プラントボール」を開発することになりました。

黄エンドウマメをベースに作られたプラントボールは、クライメートフットプリント(製造や輸送等の際に排出される温室効果ガス〔GHG〕排出量)が4%。肉よりもかなり少なく、なんと96%も削減できるのだそう。

また、イケア原宿では植物由来のアイスクリームを販売するなど、イケアでは、2022年までに食品全体の約20%を植物由来のものに変えていくことを目標にしています。


プラントボールはグリーン葉っぱの旗、ミートボールはスウェーデン国旗で区別。


全て植物から作られているプラントボール
そのお味は?ミートボールとは違うの?


「何で作られているかも大切ですが、味も大切ですよね」とヘレン代表。やはり味が美味しいということは大前提。ミートボールのように人々に支持され、愛されることが大事。プラントボールは、黄エンドウマメ由来タンパク質、オーツ麦、ジャガイモ、タマネギ、リンゴ、さらに、うまみ成分を出すために、キノコやトマト、ローストした野菜パウダーを加えた食品で、見た目はお肉そのもの。

プレス発表会当日、ミートボールとプラントボールの2種が登場。イギリス出身でスウェーデン在住の人気フードライターで料理人であるレイチェル・クー氏考案のメニュー(「甘辛みその照り焼き風 プラントボールカナッペ」)を試食させていただきました。

率直な感想として、食感も味も、ミートボールと変わらず、びっくり。違いがあるとすれば、プラントボールはふんわりとしていて、口の中で野菜の味わいとコクが広がり、非常に奥深い味がしました。もちろんリンゴンベリージャムとの相性も抜群。後味も香ばしさのような余韻があります。大豆を肉に見立てた料理などがあるので、日本人にはとっつきやすく、馴染みやすいかもというのは想像していましたが、ジュージーな食感と奥行きのある味わいには驚きです。

何がミートボールと違うのか?と少々混乱しつつ(笑)、今度はミートボールを口に入れてみたところ、肉特有の香りが広がって、ああ!これが肉か!と思い出しました。リンゴンベリージャムを添えたミートボールも、もちろん美味。今日はプラントボール、次はミートボールにしようかなと、食の選択肢とメニューの幅も広がりそうです。

肉好きな人にも楽しんでもらいたい!
美味しく食べて、地球にも人にもやさしい


肉を食べる量を減らしたとしても、やはり美味しいお肉は食べたい!肉好きな人にも楽しんでもらいたいとの想いから作られたプラントボール。肉好きでない人も、肉好きな人も、お腹も気持ちも満たされる選択肢があるというのは嬉しい。

世界で、年間10億個ものミートボールを販売するイケア。その一部をプラントボールに置き換えることができたら、環境への負荷を大きく削減できます。

サステナブルな暮らしって、実際、何をどうすればいいのか?小さな力かもしれないけれど、毎日食べるものを、肩の力を抜いて取り入れることができたら。美味しく食べて、地球にも人にもやさしい。それを実現させてくれるのがプラントボールかもしれません。

レイチェルさん考案レシピは4種。日本人向けに開発されたもので、誰でも自宅で簡単に作れる内容になっています。イケア・ジャパンのウェブサイトにも公開されているので、おうちでトライしてみてはいかがでしょう!


レイチェル・クーさん


■オードブル:「甘辛みその照り焼き風 プラントボールカナッペ」
コクのあるみそバターのグレーズで仕上げたおもてなしにぴったりなメニュー。


■オードブル:「唐辛子を効かせたプラントボールのサンドイッチ」
スパイシーなレリッシュとモッツァレラチーズの優しさが絶妙な組み合わせ。


■メインディッシュ:「酢豚風プラントボール、ご飯とチンゲン菜を添えて」
レイチェルさんが小さい頃に母親に作ってもらっていたという酢豚をイメージした一品。


■メインディッシュ:「野菜の地中海風インボルティーニ(イタリアの野菜の包み料理)」

グリルしたズッキーニとナス、すりおろしたプラントボールのラグーソースをかけた一皿。


<フォトギャラリー>

イケアによるテーブルコーディネート。手前は、レイチェルさんのレシピ「甘辛みその照り焼き風 プラントボールカナッペ」。

イケアがスタリングしたテーブルやテラスがとても素敵でした。テラスはまるでグランピング風に変身。気持ちの良いテラスに、スウェーデン大使館公使参事官のレーナ・フォン・シドーさんが、「このままにしておいてもらえないかしら?^^」と、イケア・ジャパン代表のヘレン・フォン・ライスさんに尋ねると、「そうなるんじゃないかしら?^^」とあっさりOK?!(笑)

プラントボールは10月1日(木)より、全国のイケア店舗で販売スタート。イケアレストラン&カフェでは、プラントボール8個にマッシュポテト、リンゴンベリージャム、クリームソース、グリーンピースを添えたメニュー(499円)を楽しむことができます。

フードマーケットでは、冷凍の袋入りのプラントボール(699円)も購入可能。ミートボールよりもリーズナブルな価格で、気軽に自宅で試すことができます。

会場には、海洋プラスチックを使用した新コレクション「MUSSELBLOMMA(ムッセルブロマ)」のディスプレイも。ポリエステルの布地は再生プラスチック製。原材料の一部には、スペインの漁師が地中海の網にかかったPET樹脂を回収したものが含まれているそうです。コレクションには、バッグ、クッションカバー2種、テーブルクロスも。



(2020年10月12日更新)
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