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【デザイン】キーワードはサステナビリティ!デザイン・使いやすさ・素材にこだわった、今冬登場の新作インテリア




日の落ちる時間がすっかり早くなってきました。寒くて暗い冬だからこそ、お家で過ごす時間、毎日使うものは快適で心地良いものに囲まれたい!北欧・デンマークから、豊かな時間を演出してくれる新しいアイテムがこの冬に登場します。

サステナビリティをキーワードに、素材やデザイン、機能にとことんこだわったデザインブランドたち。来年1月から日本で本格的に展開される2つのブランドを含む、お家を心地良く快適にする新作インテリアをご紹介!

■北欧の伝統×世界の職人!素材の力を生かすデザイン
(フォーム&リファイン〔Form & Refine〕)New


「緻密なデザイン哲学を通して素材を探求し、地球とクラフト文化を守る」という共通のビジョンを持つ3人が、2018年に設立したデンマークのデザインブランド。北欧デザインの伝統を受け継ぎながら、他国の職人とも積極的に協働し、素材の力を最大限に生かした独自のアイテムを手掛けています。

デンマーク・フュン島のダムスボの森と密接に協力した木製家具、収納付きベンチや、高さを変えることができるサイドテーブルなど、素材そのままの風合いが美しく、経年変化を楽しむことができそう。

また、フォーム&リファインがデザインし、ポルトガルの職人が手掛けるセラミックラインや、ふわふわで滑らかな最高品質のアルパカのテキスタイルはボリビアの職人と。その土地の素材や工房を選ぶことは、CO2の削減やサステナビリティに繋がり、小さな地元の工房と協働することは、伝統工芸の保護になるという信念を持って活動する注目のブランドです。https://formandrefine.com/


ベンチの収納ボックスはブラックもあり。

右の器は、フォーム&リファインがデザインし、ポルトガルの職人が作るセラミックライン。

柔らかな手触りのブランケットはベッドカバーとしても。湯たんぽカバーもありました。
※2021年1月より本格展開

■日本の伝統民藝に影響を受けた、生活に寄り添うテキスタイル
(KARIN CARLANDER〔カリン・カーランダー〕)New


学生時代、日本に滞在経験があるというデンマーク出身のテキスタイルアーティスト、Karin Carlander(カリン・カーランダー)。伝統工芸や民藝運動にも大きく影響を受けたという彼女は、北欧の伝統工芸とライフスタイルにおけるテキスタイルの使い方を再解釈し、日々使えるリネンのデザインを手掛けています。

2013年に立ち上げた「TEXTILE NO.」では、「持続可能性」「多機能性」「色の調和」をテーマに、彼女が作った「SASHIKO」「ZIGZAG」「YINYANG」の3種類のデザインで、生活に寄り添うリネン100%のアイテムを展開。自然の雨水のみで自然栽培されたヨーロッパ産の最高品質の亜麻を使用しています。

会場では、デザインのインスピレーションになったという刺子やその他民芸品が並び、イメージが膨らむ素敵なディスプレイを楽しむことができました。https://www.karincarlander.dk/




※2021年1月より本格展開

■クラシカルでモダンなデザインが魅力!どこにでも自由に持ち歩ける灯り
(ローゼンダール社 コペンハーゲン)

ローゼンダール社 コペンハーゲンがブランド初の照明アイテムとして手掛けた「ソフトスポット ポータブルランプ」は、USB充電式で自由自在に持ち運ぶことができる卓上ランプ。ガラス製のクラシカルな雰囲気のシェードは、ガラスブランド「ホルムガード」のDesign with Lightシリーズで知られるマリア・バーントセンのデザインによるもの。

スモーク、オフホワイト、トレンドのアンバーカラーの3色展開。シェードの上部を指でタップすると調光も可能。ダイニングテーブルやテラス、寝室など、リモートワークのお供にもぴったり。http://www.rosendahl.com/


「ソフトスポット ポータブルランプ」のアンバーカラー。(筆者お気に入り)

シェードの上部を指でタップすると光が調節できます。
※2020年12月中旬発売予定

■究極の着眼点&シンプル構造。計算し尽された驚きの収納
(ムーベ)

スチール製のフレームで板を固定しただけのシンプル構造の収納ボックス「ストレージボックス」。ただシンプルなだけでなく、板を固定しているスチール製のフレームは、持ち手にもなる優れもの。また、横置きして棚にもなる上に、縦置きではサイドテーブルとしても使えます。もちろん、スタッキングも可能。ムーベの代表作、写真を入れて楽しむ「フレーム」と同様の発想から来ているところも面白い。https://www.moebe.dk/


白ワイヤーを使用したボックス。代表作のフォトフレームと同様の発想。釘を一切使わない究極なシンプル構造。

左下に見えるのが、横置きした黒ワイヤー使用のストレージボックス。
※2020年12月中旬発売予定

■ほんの少しの工夫とデザインで、大きな変化をもたらすボード
(ムーベ)

カットして、そのままダイニングテーブルに出せるプレートとしても使いたくなる「カッティングボード」を発見。ハッとさせられる着眼点で、家具から小物まで様々なデザインを手掛けるムーベが、従来のまな板をできるだけシンプルにすることを目指して開発したもの。ボードやトレーは一度テーブルに置くとテーブルから持ち上げにくくなりがちですが、両端のカットにより、直接掴みやすく、テーブルからスッと持ち上げることができます。置いた姿もスタイリッシュ。無垢のオーク材は、持続的に栽培され認証されたヨーロピアンオーク材を使用。https://www.moebe.dk/


※2020年12月中旬発売予定

■吹きガラスで作られたキャンドルホルダーの柔らかな灯りに癒される
(ホルムガード)


デンマークのガラス工芸の先駆者として知られるヤコブ・E・バングのオリジナルデザインを忠実に再現した「PRIMURA」シリーズに、「PRIMULA ティーライトホルダー」が新しく仲間入り。フラワーベース同様、吹きガラス製法によって柔らかな曲線が生み出され、優しく照らしてくれるキャンドルホルダー。レトロな雰囲気と可愛らしさを纏った一品。http://www.holmegaard.com


火を灯すと、美しく優しい光がこぼれます。
※2020年12月中旬発売予定

取材協力:NOMAD

(2020年12月16日更新)
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