11月3日(水・祝)の文化の日に、ちょこっと、フィンランドへ行ってきましたよ。そう、フィンエアーに乗って……と、楽しい妄想が膨らんだ、フィンランドイベント「Day trip ~Hyvää matkaa~」へ行ってきました!本日はその模様をお届けします。
このイベントは、北欧旅行フィンツアー主催の、“フィンランドをめいっぱい楽しむ日”として、駐日フィンランド大使館敷地内のメッツァ・パビリオンにて三部に分けて開催されたもの(数日で完売だったとか!)。北欧区は、その昼の部におじゃましてきました。(内容は三部とも少し変わっています)
フィンランド航空(フィンエアー)からは、最新フライト情報、コロナ対策といった、安全な旅をするための具体的な情報。旅行会社フィンツアーからは、夏の終わりからシーズンだという人気のオーロラの楽しみ方。大使館スタッフからは、フィンランドの四季や同国を表現するキーワードに沿っての楽しいお話。現地フィンランドからは、生中継で“サウナの女神”こと、フィンランド・ユヴァスキュラ在住のこばやしあやなさんによる、貴重なオンラインツアー(ダイジェスト版)を体験できました。
■フィンエアー、成田・ヘルシンキ間は毎日運航!
フィンエアーさんからは、まず、具体的な日本発着便の運航スケジュールについて。コロナの影響により、フライトスケジュールにも影響が出ていましたが、運航再開、増便も予定されています。成田は毎日運航、大阪は週3から徐々に増便し、3月には毎日飛行する予定とのこと。
2021年10月31日~2022年3月27日(予定)
日本発 → ヘルシンキ着
AY074 東京成田 11:55→ 15:10 毎日
AY078 大阪関西 11:45→ 15:00 10/31-2/6(木土日)、2/7-2/28(月木土日)、3/1-3/27(毎日)
AY080 名古屋中部 11:55→ 15:10 2/4-3/12(月金)、3/13-3/27(月金日)
参照:https://www.finnair.com/jp-ja/japan-information/flight-schedule
また、新型コロナウイルス関連情報も共有してくれました。搭乗時や搭乗中はマスク着用が求められており、「FFP2またはFFP3規格適合の医療用マスク、これ以外ではN95規格に準拠している通気バルブの付かないマスク」とありますが、日本でよく使われる不織布マスクでOKとのこと。布製マスクはNGです。
▼安全な旅行のためのチェックリスト>>こちら
最新技術が詰まったエアバスA350は、機内の空気は病院並みに清潔で安全性も高く、また、二酸化炭素の排出量の削減にも貢献しています。カーボンニュートラルを5年前倒しで2045年までに実現させるべく、二酸化炭素排出削減に世界でも最も力を注いでいる航空会社の一つです。
ちなみに、私達個人でも二酸化炭素削減に貢献できることを教えてくれました。なんと、手荷物を5キロ減らすと15%の二酸化炭素削減に繋がるそうです。荷物はなるべく抑えることが重要ですね。
▼フィンエアーの航空機について>>こちら
■フィンランドへ行けるようになったら、真っ先に行きたいところは?
フィンランドの国土や季節といった特徴を、大使館商務部のアンティ・クンナスさん(漢検3級所持、ドラマ『サ道』出演経験あり)が楽しく解説。
フィンランドの季節を、現在の秋から冬、春、夏とスライドで紹介。さらには、紅葉、オーロラ、白夜、自然享受権、サマーコテージといったキーワードを挙げて、美しい写真とともに魅力を教えてくれました。
さらには、フィンランド人にとって外せないテーマ、500万人の人口に300万軒あるサウナ。さらには、消費量世界一というコーヒーについても。
実はアンティさんは「紅茶派」だったそうで、日本に来てからコーヒー飲み始めたそうです(笑)「オーロラやサウナはフィンランドで経験があるけれど、コーヒーはなかったんです」とアンティさん。
今、東京の郊外に引っ越して、朝からゆったりとコーヒーを淹れて飲んだりして、「やっとフィンランド人になってきました」と会場を笑わせてくれました。
■オーロラ出現率100%!?“オーロラ王子”によるオーロラ・レクチャー
オーロラが見える仕組みや見える色など、不思議なオーロラの世界をレクチャーしてくれたのはフィンツアーさん。赤は非常に高い位置に出る色。めったに出ず、とても活発なオーロラだそう。黒点が多いと、強いオーロラに期待!最近、太陽の真ん中で爆発が起こったそうで、GPSや飛行機の機体のレーダーにも影響が出ることもあるほど。
オーロラを見るベストな条件としては、9月から3月、時間帯は21時から2時。まだ湖が凍らず、湖面にオーロラが映るダブルオーロラが見えるのは秋ならではのおすすめの光景。オーロラスポットとしては、サーリセルカ、レヴィ、ロヴァニエミなど。近年は室内で暖かくして透明の窓からオーロラを鑑賞できるガラスイグルーのホテルが人気。
もし、現地に来年3月頃から行けるのであれば、まだ見えるそうです。今シーズン、ぎりぎりオーロラを楽しめるかも!?
■“サウナの女神”と一緒に、フィンランド・サウナ巡り!
ユヴァスキュラ在住のこばやしあやなさんの解説とともにオンラインツアーも楽しむことができました。東京は15時、現地は朝8時。真っ暗ではなく、しかもまだあまり寒くないと言っていたこばやしさん。それでも、現地は5℃という気温でしたよ。
電車やバスに乗って駆け足で巡ったツアーでは、タンペレで旧フィンレイソン工場、ムーミン美術館、フィンランドで一番美味しいドーナツ屋さんへ。さらにバスに乗って、湖水地方のユヴァスキュラでは、アルヴァ・アアルトが初期の頃に手掛けたユヴァスキュラの労働者会館を探訪。こばやしさんの母校ユヴァスキュラ大学にも一部アアルト建築があるそうで、ユヴァスキュラはアアルトにゆかりのある街としても知られています。
やはり忘れてはいけないのはサウナ!ユヴァスキュラやタンペレのサウナを巡りました。ヘルシンキのサッカークラブ「HJKヘルシンキ」所属の田中亜土夢選手が訪れたサウナが登場。ロウリュをしつつ、頭から全身にかけてヴィヒタ(若い白樺の枝の束)に包まれ、サウナ師が歌を歌うという、より瞑想を入れたようなユニークなサウナもあるそうです。
フィンランドのサウナは比較的そこまで高温ではなく、ゆっくりと入り、湖などで火照った体を冷やして、またサウナに戻るといったルーティンが特徴。ちなみに、タンペレで一番高温の公衆サウナは91℃。これは現地ではかなり高温のサウナのようです。
これまで旅行者は、ホテルのサウナくらいしか入るきっかけがなかったのが、近年、旅行者も入れる公衆サウナがたくさん増えてきたそうです。
また、サウナのお供はビール(アルコール度数5%位)が定番だそう。最近はコンブチャ(日本では1970年代に「紅茶キノコ」という名前で流行。数年前から海外でブームに。日本でも再び話題になっている植物性の発酵飲料)も健康志向の人が飲んでいる印象だとか。ツヤツヤお肌にするために、蜂蜜などを塗って浸透させたりして、サウナに入る人もいるそうです。
ファッション的に可愛いというのもあり、最近よく目にするサウナハットですが、フィンランドのサウナは基本、暑くないので要らないのだそう。サウナハットは、髪の毛や耳を暑さから防ぐために被るもので、こばやしさんによると、「ロシアのサウナは暑いのでサウナハットが必要です!」とのこと。フィンランドでは暑いサウナよりも、外気浴のほうが重要視されている模様。
12月8日に新刊を発表するこばやしさん。日本に帰国した際には、出版イベントやサイン会なども開催する予定だそう。こばやしさんのHPもぜひ要チェックを!
▼こばやしあやなさんHP
http://www.suomi-no-okan.com/index.html
まだまだ、現地に行ける日はいつになるのやら……なんて思っていましたが、登壇されたフィンランドのエキスパートのお話を聞いていると、遠く感じていたフィンランドがググッと身近に感じられてワクワクしました。
それにしても、フィンエアーの航空機にまつわるクイズやフィンランドの国にまつわるクイズもあったんですが、参加者の皆さん、素早い挙手に素晴らしい回答率で関係者もビックリ!もう現地に何度か訪れている方もいらっしゃいましたが、本当に皆さん現地へ飛ぶ準備は万端といった様子でした。安全に旅行できる日が待ち遠しい!
お土産もたくさんお買い物したいですね!
メッツァ・パビリオンの建物は12月末までですが、それまで、フィンランドイベントが開催される可能性がありますので、お見逃しなく!
▼メッツァ・パビリオン情報は、こちらのFacebookページで!
https://www.facebook.com/homeoffinland/
<ミニフォトギャラリー>
メッツァ・パビリオンの1階入り口に、ムーミンバレーパークの大きなフォトスポットが登場!同じくらいの背の高さのムーミンファミリーと撮影を楽しむことができました。
1階に設けられたお買い物エリアでは、フィンランドの飲み物やスイーツを購入可能。
ムーミンスタンドも出店!もちもち食感の“ニョロニョロのたね”入りドリンクをいただきました^^