12月10日より、ムーミンバレーパークが少しの休園を経て、再オープンしました。新しいムーミンバレーパークのテーマは「Well-being」。こんな時だからこそ、ムーミンバレーパークを訪れた人には、自然の中でのんびりと出来、心もからだも良い状態が続き、健やかでいてもらえたらという思いを込めて、一部パーク内がリニューアル。その大きなポイントを4つご紹介!
【リニューアルポイント①】 レットゥラ ラウンジまず、エントランスすぐにあった「パンケーキレストラン」が「レットゥラ ラウンジ」になりました。ここは、焼きたてのシナモンロール(300円〔税込〕)とオリジナルブレンドコーヒー(400円〔税込〕)でのんびりできる場所に変身。店内では、シナモンロールをはじめ、美味しいパンも購入可能。
店内には原作小説やボードゲーム、ショートムービーも流れているなど、パーク内の冒険の前に、気分を盛り上げる場所にもなりそう。暖かいシーズンはテラスに設置されるハンモックでのんびりするのも気持ちよさそう。ここは、親子クッキング教室など、家族や仲間で楽しめるイベントやワークショップの場にもなるようです。
ライブラリーカフェに、スニフとスナフキンが来てくれました!
【リニューアルポイント②】 ライブラリーカフェまた、展示施設「コケムス」2Fにあった「ショップ&カフェ」が、ムーミン関連書や北欧関連書が自由に読んだり、ボードゲームを楽しんだりできる「ライブラリーカフェ」に変身。日本語やフィンランド語など、約400冊ものムーミン関連書籍がずらりと並んでいました。しかも、自由に手に取って、テーブルで読むことが出来ます!
フィンランドの人は読書をする人が多く、図書館の利用率は世界トップクラスと言われています。フィンランドの人々の憩いの場でもある図書館を彷彿させる「ライブラリーカフェ」では、年齢問わず、本が身近に感じられる場所になっています。
思い思いに遊ぶキッズたち。
リトルミイが遊んでいるところにも遭遇!
【リニューアルポイント➂】 キッズスペース「ライブラリーカフェ」の向かい、以前ワークショップが行われていた部屋は、親子で学びながら遊べる「キッズスペース」になりました。なんとここでは、窓に落書きしても怒られません!3カ所の窓ガラスには、用意されたペンで自由にお絵描きすることができるようになっています。これは、次に使う子のために、描いたものを消して、ペンを元に戻すという、自発的な行動を促すフィンランド流の方法だそう。
室内にはソフトブロックや木製玩具、仕掛け絵本など、知的好奇心をくすぐるものがいっぱい。絵本の読み聞かせのワークショップなども開催予定。ムーミンの世界観を通して遊びながら学べるスペースになります。(※保護者同伴での利用になります)
【リニューアルポイント④】 ムーミンたちと会える&一緒に歌をダンスを楽しむこれまで、エンマの劇場以外ではムーミンたちに会えることがなかったのですが、園内の色々な所でムーミンや仲間たちに出会えるチャンスがあるとか!いつどこで出会えるかはわからないとのことですが、運が良ければ、園内のどこかで会えるかもしれないと思うと、また楽しみが増えます。(内覧会での特別演出でしたが)例えば、ムーミン屋敷の前にスナフキン、救護室・授乳室前にはムーミンパパとムーミンママ、キッズスペースではリトルミイに会いました!
さらには、エンマの劇場が変わりました。30分で上演されていたショーが半分の15分になり、小さな子どもでも飽きることなく、また、暑い日や寒い日でも15分思いきり楽しめるように設定。大きなポイントは、ムーミンたちが教えてくれるダンスを、その場で一緒に楽しめるという参加型のショー「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」(上演時間:12:00/14:30〔2回〕各15分)になります。内覧会では、以前のショーにも使われていた馴染みのある曲ということもあり、ダンスも完璧(?)でした。隣の人にぶつかることもなく、笑顔で楽しめましたよ!(ここは思いきり楽しむことが大事!)
サラダ&ローストビーフプレート(スープ・副菜・パン付き)美味しかったです。ちょっぴりシーズン早めのセムラも。
【その他、嬉しい優しいポイント多数】コケムス1Fにあるレストラン「ムーミン谷の食堂」のメニューもリニューアル。ミートボールやパンケーキ、セムラまで!北欧を感じるメニューを楽しめます。さらには、小さい子ども連れのママに嬉しい授乳室が拡張されました。安心してパークを楽しめますね。
迷いに迷ってしまうほど豊富なムーミングッズが揃うショップもお忘れなく!ムーミンバレーパークでは、メッツァのオリジナルブランド「エシカル・チョイス」プロジェクトの第2弾として、フィンランド発・木質由来の新素材「PAPTIC」を採用したショッピングバッグ(300円〔税込〕)が登場。リトルミイのデザインでムーミンバレーパーク内の全ショップで発売されています。
何が特徴かというと、パーク内のお買い物時にエクストラバッグとして使用できるだけでなく、持ち帰って繰り返し使える丈夫なものになっています。しなやかで優しい感触、耐水性が高いため、うっかり濡れているベンチに置いても大丈夫。
ムーミンとハースト氏。
【もっとムーミンの「物語」や「本質」を知ってもらえる場所に】運営会社であるムーミン物語のロバート・ハースト氏は、ムーミンバレーパーク立ち上げに向けて、2013年にムーミン物語を設立。どんなテーマパークにすればよいのか、前例のない中で、かなり試行錯誤を繰り返したようです。ムーミンの原作者のトーベ・ヤンソンは、環境や自然に優しい考え方を持っていたことを踏まえ、埼玉県飯能市の宮沢湖に作ることに決まりました。
「日本にはムーミンのファンがたくさんいるけれど、そのうちの10%ほどしかムーミンバレーパークに来園できていない気がする」とハースト氏。テレビアニメ、グッズなどでムーミンは知っているけれど、原作は読んだことがないという人もまだまだ多いのではないかとのこと。「ムーミンの物語の背景、人々を魅了する哲学をもっと知ってもらうために、まだ知らない人たちにムーミンを知ってもらいたい」と話していました。
アンケート調査では、自然があり、安全でゆったりとリラックスできるから来園したいという感想が多くみられたとか。今年2021年は、ムーミン屋敷のまわりに花や植物を増やすのに力を入れたそうです。まだスタート段階で、これからもっと植えていく予定とのこと。華やかに変化していくムーミン屋敷まわりにも今後見守っていきたいところ。
また、コケムス屋上もいずれイベントスペースになるよう検討されており、今後は、もっと飯能市とも連携して、アートフェスティバルや音楽フェスティバルといったイベントも視野にいれたいと話していました。
秋には自然が作り上げる紅葉が見られます。
アツアツのシナモンロール。包み紙も何気にムーミンの絵柄ですよ!
湖をぐるりと囲む、手つかずの森の木々の色が、季節ごとに変化していく姿は心から癒されます。アツアツのふわっふわのシナモンロールと香り豊かなコーヒーで一息ついたり、園内をぶらりと散策したり。そんな時に、ムーミンや仲間たちとばったり出会えたら……!パークを訪れたときの楽しみがまた増えること間違いなし!今後もムーミンバレーパークに注目です。
2022年2月27日(日)まで、ムーミンバレーパークの冬を満喫できる「Winter Festival」開催中!
ムーミン谷エリアの入口への続く並木道には、雪の世界をイメージしたバルーンスカイが登場。さらに、ムーミン屋敷のそばには、小説『ムーミン谷の冬』に登場するトゥーティッキが作った背丈4メートルの「白いうま」がお目見え。見た者を凍りつかせてしまう「氷姫」の吐息のような雲海ミストが広がり、幻想的な雰囲気を作り出しています。
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