サッラ国立公園 Photo by Anna Pakkanen
日本ではまだ規制がありますが、北欧では徐々に規制撤廃の動きへと変わりつつあります。海外から日本への入国に関しては、3月より緩和の方向へ!7日間の待機(隔離)期間が3日に短縮されるようです(原則、7日間の自宅等待機。3日目に陰性であればそれ以降の待機が不要)。
ただし、待機期間が3日に短縮になるのは、3回目のワクチン接種済みの人と指定国・地域以外からの帰国・入国者(いずれも陰性判定が必要)。また、指定国・地域以外の人でワクチンを3回接種していれば自宅等待機が免除になるとのことです。
▼海外⇒日本 待機(隔離)期間(2/18時点)デンマーク・ノルウェー・スウェーデンから入国:検疫所指定施設で6日間待機、7日迄自宅待機。
アイスランド・フィンランドから入国:検疫所指定施設で3日間待機、7日迄自宅待機。
ハードルはまだ高めですが、少しずつ前に進みそうな話題に、旅行者にとっても期待が膨らみますね。
「コロナが収束したら」「コロナが落ち着いたら」「海外旅行ができるようになったら」と思いながらも、なかなか実現しない日々に気分が下がり気味ではありませんか?でも、意外と早くその日が来るかもしれません。今からウォーミングアップしておきたいところ!
いつでも行ける準備OK!といった人もいると思いますが、本日は、Visit Finlandさんが、コロナ明けにぜひおすすめしたいと話す“フィンランド”をご紹介します。
まだ行けなくても、フィンランドをはじめ、北欧の国々は、いつでもあたたかく旅人を迎えてくれるはず。アクティブに動きたい人、刺激を受けたい人、リラックスしに行きたい人、自分をリセットしたい人。ぜひ皆さんの“行きたいところリスト”に加えてみてはいかがでしょう。
サッラ国立公園 Photo by Anna Pakkanen
■41個目の国立公園として認定されたサッラ国立公園ラップランド南東部に位置し、フィンランドとロシアの国境沿いの他の保護区と隣接したSalla(サッラ)がフィンランドで 41番目の国立公園として認定されました。ヨーロッパ最後の原生地の一つで、原生林、エスカー(※)、渓谷の中で、安全に大自然を体験することができます。
(※)氷河が削り出した地形の一種。砂や礫が堆積して出来た細長い峰を持つ地形。
自然の中で過ごすと、不安や後ろ向きな気持ちが軽減し、抗酸化物質やエンドルフィンの増加など、数多くのメリットがあるといわれています。
http://www.nationalparks.fi/sallanphttps://www.visitsalla.fi/en/Tekeminen/the-future-salla-national-park/オーランド諸島での朝食 Photo by Tiina Tahvanainen
オーランド諸島でカヤック Photo by Rebecka Eriksson
■今年自治領100周年を迎えるオーランド諸島2022年6月9日に、Åland islands(オーランド諸島)が自治領100周年を迎えます。6月9日より、一年を通してお祝いムードが続くそうです。
マリエハム(Mariehamn)は、住民の4割が暮らし、88%がスウェーデン語を話すオーランド諸島最大の街。のどかな雰囲気、穏やかな美しさのあるコーカル(Kökar)諸島、リゾート地として知られるハブスヴィデン(HavsVidden)で、スウェーデンやフィンランドなどの食文化の影響を受けた料理を楽しんだり、島散策、ボート、釣り、ゴルフといった様々なアクティビティに挑戦したり。カヌーやカヤックで一日中誰とも会わず、静かに過ごすのもおすすめです。
島から島へは、橋やフェリーで簡単に移動可能。サイクリングは、島の風を肌で感じながら、新しい場所を発見できそう。また、レストランやバーでは、地元の素材を使った本格的な料理、乳製品やジュース、ボンボン菓子など、オーランドの美食も押さえておきたい。
自治領100周年を迎えるオーランド諸島。様々な角度から島を体験できる貴重な機会になりそうです。
https://www.visitaland.com/ヘルシンキの公共サウナ施設「Löyly(ロウリュ)」 Photo by Visit Helsinki
ヘルシンキの図書館「Oodi(オーディ)」 Photo by Tuomas Uusiheimo
■フィンランドデザインをアップデートするなら首都ヘルシンキデザインから興味を持った、好きになったなど、フィンランドを知るきっかけとなったものとして取り上げられるフィンランドデザイン。
もちろん、フィンランド全土で大切にされているデザインですが、他のどの都市よりもデザインと関係が深いのがヘルシンキ。2012年には世界デザイン首都に選出され、例えば、ここ数年間で建てられた建築物は、国際的なデザイン都市としての役割を担ってきました。
古いものから最新のものまで、常に新しくより良いデザインを追求するフィンランドのデザインの歴史に触れることができるヘルシンキは、やはり外せない街の一つです。
サイマー・サイクルツアー Photo by Santeri Enstedt
サイマー・サイクルツアー Photo by Santeri Enstedt
■湖水地方で白夜の光の中をサイクリング!サイマー・サイクルツアーフィンランド人にとって日常の一部だという自転車。たくさんの人がサイクリングを楽しむそうです。ただ楽しいだけでなく、運動にもなり、エコな移動方法でもあります。
ヨーロッパ最大の湖水地方の中心に位置するサイマーでは、ヨーロッパで最も権威のあるサイクリングイベントの一つ「サイマー・サイクルツアー」に参加することができます。
ツアーは300キロメートルあり、サイマー湖の美しいルートを走ります。7月に開催されるツアーは、太陽が沈まない白夜の中でのサイクリングを体験することができます。コース沿いには複数のサービスポイントがあり、ドリンクや軽食、温かい食事もあるとか。
サイクリング後のお楽しみは、ヨーロッパ最大級の湖のほとりで入る薪サウナ、そしてサイマー湖で泳ぐという癒し体験が待っています。宿泊施設がたくさんありますが、フィンランド流を楽しむなら、サマーコテージを借りるのがおすすめだそう。
Saimaa Cycle Tour 2022(サイマー・サイクルツアー2022)※7月8~9日開催
https://saimaacycletour.com/en/サウナの首都「タンペレ」のサウナ Photo by Laura Vanzo
■フィンランドの旅の仕上げはやっぱりこれ!フィンランド式サウナ日本でもブームのサウナ。先日の北京冬季五輪のスキージャンプでメダルを獲得した小林陵侑選手が、マイ・テントサウナを持っていたり、遠征先にあったら週に5回は通うなど、かなりの“サウナー”であることをメディアに明かしていました。次のワールドカップの地はフィンランドのラハティ。本場フィンランドのサウナもお気に入りとのこと。
フィンランド式サウナは、2020年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。リラックス効果があり、心と体を休めることができるサウナ。日本では静かに入る印象がありますが、フィンランドでは、人と交流するにも最適の場所だそう。フィンランドでもサウナブームで、いたるところでサウナを見かけることができるように。サウナの首都と呼ばれるタンペレには43以上の公共サウナがあるそうです。
高層ビルの屋上から静寂な個人所有の島まで全国330万以上ものサウナがあり、18万8千以上の湖があるため、サウナは湖畔やバルト海で入るのが最も“フィンランド式”といえるようです。
https://visittampere.fi/en/sauna-capital/