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【映画】3年ぶりにスクリーン上映復活!コンペ作品すべて日本初上映!SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(スクリーン:7/16-24/オンライン:7/21-27)




7月16日(土)より、埼玉県川口市を主会場としたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭が開催されます。今年はついに、2019年以来3年ぶりとなるスクリーン上映が復活!オンライン配信(7月21日~)とのハイブリッドでの開催となります。

第19回目の開催となる同映画祭は、2004年よりデジタルシネマにフォーカスを当て、国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)を中心にした“若手映像クリエイターの登竜門”として親しまれており、これまでに、『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『さがす』の片山慎三監督など、日本映画界で活躍する監督たちを多数輩出してきました。

映画祭のメインともいえる“コンペティション部門”には、すべて日本初上映の24作品がノミネート。国際コンペティションでは、99の国・地域から応募された775本から計10作品が選出されました。北欧の作品は、2作品上映されます!

他にもフランス、アメリカ、ヨルダン、ボリビア、そして日本など、世界各国の新鋭監督が見つめた世界の“いま”が映し出された珠玉の作品が勢揃い。ジャンルも、コメディ、戦争映画、人間ドラマ、クライム・ドラマなど多彩で、個人の尊厳やアイデンティティ、ジェンダー、家族との絆など、言語や文化の違いの垣根を超えて、現代社会を生きる私たちに繋がるようなラインナップが特徴的。「家族」や「個人の生き方」を描いたものが多く、現代社会が抱える問題を背景にした作品が多数ノミネートされた模様です。審査委員長は、女優の寺島しのぶさんが務めます。


(左から)八木信忠氏(映画祭総合プロデューサー)、芦澤明子氏(国内コンペティション審査委員長/撮影監督)、大野元裕氏  (実行委員会会長/埼玉県知事)、寺島しのぶ氏  (国際コンペティション審査委員長/女優)、土川 勉氏(映画祭ディレクター)


<国際コンペティションにノミネートされている北欧2作品はこちら!>


©Ola Kjelbye

コメディ・クイーン(スウェーデン) 7/17(日)10:30/7/20(水)14:20
母の死によって深い悲しみを負ったサーシャだったが、決して泣いたりはしないと、自身に固く誓っていた。代わりにコメディアンとなって、みんなを、特に父を笑顔にするため、彼女は計画を実行していく。母を亡くした悲しみを乗り越え、父を笑顔にするためコメディアンを目指す少女を描くスウェーデン作品。今年のベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門でクリスタル・ベア賞(作品賞)を受賞。


『コメディ・クイーン』(スウェーデン)Comedy Queen
監督:サナ・レンケン ©Ola Kjelbye


©Rasmus Weng Karlsen

ワイルド・メン(デンマーク・ノルウェー合作) 7/19(火)14:20/7/23(土)10:30
ミッドライフ・クライシスの問題を抱えたマーティンは、今の生活から逃れ、森の中で原始人の服を着て暮らし始めた。しかし、ケガをした麻薬の運び屋が森に迷い込んでくると、二人は共に追われる身となる。ミッドライフ・クライシス(中高年世代が陥る鬱病や不安障害)に直面した男を主人公に、拝金主義の現代社会を痛烈に批判する作品。ノルウェーを舞台に、北欧ならではの現代社会への風刺が効いたクライムドラマ。


『ワイルド・メン』(デンマーク・ノルウェー合作)Wild Men
監督:トマス・ダネスコフ ©Jonatan Mose

両作品とも、監督やプロデューサーの来日があるかどうかはまだ調整中だそう。それでも、かなり見ごたえのある注目作品のようですので楽しみです。皆様ぜひお見逃しなく!



また、今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭のオープニングは、磯部鉄平監督作『世界の始まりはいつも君と』(ワールド・プレミア)〔7/16(土)14:00〕。本映画祭初となる3年連続ノミネート、3年連続受賞を果たしている磯部監督の最新作となります。

日本映画界の未来を担う国内コンペティションでは、若手映像クリエイターが表現の可能性に挑んだ長編6作品、短編8作品がノミネートされました。審査委員長は、黒沢清監督、深田晃司監督など数々の映画監督とタッグを組み、映画撮影の第一人者として尊敬を集める芦澤明子さんが務めます。

さらに今年は、2つの特集企画が開催されます。

一つは、過去に本映画祭でノミネートされ、日本では劇場未公開のウクライナ作品2本を再度上映するチャリティ上映「ウクライナに寄せて」。『この雨は止まない』は、シリアから難民としてウクライナ東部に渡ってきたクルド人青年を追ったドキュメンタリー。また、『ラブ・ミー』は首都キーウを舞台に、トルコ人男性とウクライナ人女性の出会いと別れを描いた、ほろ苦系ラブストーリー。収益は、ウクライナの人々への支援のために、日本赤十字社を通じて全額が寄付されます。

もう一つは、過去の映画祭でノミネートされた監督の最新作2本を劇場公開に先駆けてワールド・プレミアで上映する企画「Whatʼs New~飛翔する監督たち~」。若手監督を輩出するSKIPシティ国際Dシネマ映画祭ならではの企画です。

今年はどんな才能が発掘されるのでしょうか!映画の未来を担う、新たな才能が花開く瞬間を見届けに、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭へ!



SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022
会期:
《スクリーン上映》2022年7月16日(土)~24日(日)
《オンライン配信》2022年7月21日(木)10:00~27日(水)23:00
会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホール(埼玉県川口市)、メディアセブン(埼玉県川口市)ほか
オンライン配信:特設サイト(Powered by シネマディスカバリーズ)にて配信
主催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/





(2022年07月04日更新)
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