2010/06/02

Heini Riitahuhta (ヘイニ・リータフフタ)、ARABIA「RUNO」を語る

Heini Riitahuhta (ヘイニ・リータフフタ)展
~フィンランドが誇る女性絵付師の世界~
期間:2010年4月17日(土)~5月5日(水)
会場:ピロイネンギャラリー(東京)

   

RUNOシリーズ:中央左からWinter Star(冬)、Autumn Glow(秋)、Spring Drop(春)、Summer Ray(夏)

   

   

 

私が感じる、フィンランドの“季節”  
    
北欧フィンランドのセラミックメーカーARABIAに所属するセラミックアーティストHeini Riitahuhta (ヘイニ・リータフフタ)さんに、「RUNO(詩)」シリーズへの想いなどをお聞きしてみました。
 
北欧区:
RUNOは四季を表現されているんですよね?

Heiniさん:
自分なりに、自分が感じる四季のイメージをRUNOとして表現してみました。
RUNOはたとえば、もしお友達が夏の人なら夏のシリーズを。この人には春がいいかなといった風に贈り物としても楽しめます。

北欧区:
日本の人は四季への意識が非常に高いと思うんですが、フィンランドの方も四季というものに対しての意識が高いんでしょうか?

Heiniさん:
フィンランドには春になると花が咲き乱れ、夏になるとコレ、秋は・・・といったような、ハッキリと目に見えるものはあまりないんです。でも、雪が積もった、溶けてきた、太陽の光がまぶしいなど、どちらかというと“季節を感じる”といった感じです。
   

 

     
 
Heiniさん自身が感じる四季のイメージをお聞きしたところ・・・
 
春・・・やわらかな、ソフトな色づかい。太陽の光の量が増えるから、植物がそう見える。
夏・・・あざやかな色がきわだつ時。
秋・・・葉っぱが落ちて、赤い実をつけたりする時。
冬・・・青一面のイメージ。
 

北欧区:
えっ!冬は雪で真っ白ではなく、青一面??

Heiniさん:
そう、たとえばラップランドに行けばわかるのだけど、青に見えるの。暗いから青なのよ。フィンランドの冬は暗いけど、電灯の下などの雪はキラキラしていてとてもキレイなの。



ラップランドには行ったことはないですが、まだ薄暗い夜明けの雪景色を思い浮かべると、確かに青い世界な気がします。

Heiniさんのイメージする冬が、青(ブルー)とは驚きとともに、発見でした。

Heiniさん、ありがとうございました!

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Heini Riitahuhta
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