2010/11/30

HIRAMEKI DESIGN × FINLAND vol.1 @新宿リビングセンターOZONE

HIRAMEKI DESIGN × FINLAND
期間:2010年10月29日(金)~11月7日(日)
会場:リビングデザインセンターOZONE(東京・新宿)
キュレーター:ハッリ・コスキネン&イルッカ・スッパネン

 

 
 
    穏やかな秋の昼下がり、新宿にあるリビングデザインセンターOZONEにやってきました。
フィンランドをはじめ、北欧の最新デザインを紹介してくれるOZONEは、北欧区も北欧ニュースでイベントをご紹介させていただいたり、個人的にもよく足を伸ばすお気に入りの空間。
OZONE全ギャラリーをジャックしたと聞いていたものの、その規模の大きさには、カメラを片手に何度ポカンと口を開けたまま見入ってしまったことか(笑)。64の企業・グループ・デザイナーが参加したHIRAMEKIで、たくさんのフィンランドの煌めきに出逢ってきました。
   
             

 

   

 

まずこちらは、HIRAMEKIのエントランスがあるアトリウム。

自然光の入る吹き抜けの広々としたアトリウムには、今回あちらこちらで作品を素敵に演出してくれていた大役(?!)大きな白いバルーンがいくつも浮かんでいました。

大きく膨らんだバルーンを見上げながら、フィンランドデザインとの出逢いに期待も膨らんでいきます。

       
       

 

アトリウムには、フィンランドのヘルシンキにあるDesign Forum Finland(デザイン・フォーラム・フィンランド)のミュージアムショップで販売されているアクセサリー、布製品、インテリア雑貨といった、最新のフィンランドデザインがところ狭しと並んでいました。

くんくんくん(笑)・・・さぁ、フィンランドの良い香りがしてきましたよ。

   
       
       

 

   

 

北欧区がまず訪れたのは、3階パークタワーホール&ホワイエ。

HIRAMEKIのロゴ&モチーフが入ったガラスドア越しに見える企業、グループ、そしてデザイナーさん達の作品の数々。

こんな覗き見でも絵になってしまう光景です。

Photo by Daisuke Ohki      
       
こちらは家具ブランドのKainu(カイヌ)

可愛いサウンドの“カイヌ”というのは、地方の名前カイヌーから名づけられたようです。

静かで美しい森林が広がるカイヌー地方は、パイン材の産地として有名なところ。インテリアデザイナー/家具デザイナーのKaarle Holmberg(カールレ・ホルムベリ)をリーダーに、地方の伝統が息づく製品づくりを心がけているそうです。

手前のコロンとしたロッキングチェアの名前はKeinu(ケイヌ)。木のぬくもりと、キュートで親しみがわいてくるようなフォルムに、心もほっこりとほぐされそう。
   
       
       
     

 

 

   

 

こちらはHarni-Takahashi(ハルニ=タカハシ)の作品。フィンランド人の建築家/工業デザイナーと日本人の工業デザイナーのユニットです。

2人は「資源の使用を控えて、より高品質の製品をつくりあげること」をモットーにしているのだそう。現代のフィンランドデザイン界で最も熱く、大切にされているテーマの一つではないかと、今回のHIRAMEKIで改めて深く感じました。

手前のテーブルウェアシリーズは高橋由佳によるMOON(ムーン)。FISKARS HOME/ARABIA社が製作しています。

       
       

 

こちらの木製インテリアは、流行にとらわれない上質のテーブルウェアやアクセサリーを作っているMajamoo(マヤムー)のもの。

フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトデザインを思い起こす湖モチーフのような柔らかなフォルム。見ているだけでもフィンランドの香りがしてくるようです。

右上の深い入れ物は、デザイナー/経営者であるJani Martikainen(ヤニ・マルティカイネン)によるDESK TIDY(デスク・タイディ)。デスク上をキレイに整頓してくれる小物入れです。

ドライフラワー用の花器にも利用可能。継ぎ目なしの圧縮バーチプライウッド製です。

   
       
       

 

   

 

こちらは、北欧区でも何度かご紹介させていただいているNathalie Lahdenmäki & Naoto Niidome(ナタリー・ラハデンマキ&新留直人)の作品、La Table Dining Ensemble(ラ・ターブル・ダイニングセット)。

ナタリーはフィンランド人とフランス人を両親に持つ陶芸家。新留直人はフィンランド人と日本人の両親という、ミックスカルチャーなバックグラウンドを持つ二人。

新留直人はインテリアと家具、ファッションやテキスタイルの分野も学んでおり、ナタリーとのユニットから生まれる作品には、それぞれ2つの国の特色や2人の専門分野の特色が表れています。

Nathalie Lahdenmäki
新留直人

北欧ニュース過去記事@北欧区「透明感あふれるピュアで美しいデザインに注目」はこちら

Photo by Daisuke Ohki      
       
       
       
 

 

Vol.2も、3階パークタワーホールからお届けします。
奥のフロアにギッシリと展示されていた作品の数々。その中からピックアップしてご紹介します。
お楽しみに!

   

 

 

 

 

 

 

 

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