2010/12/09

HIRAMEKI DESIGN × FINLAND vol.2 @新宿リビングセンターOZONE

HIRAMEKI DESIGN × FINLAND
期間:2010年10月29日(金)~11月7日(日)
会場:リビングデザインセンターOZONE(東京・新宿)
キュレーター:ハッリ・コスキネン&イルッカ・スッパネン

 
 
   

 

3階パークタワーホール奥へと足を伸ばす。
ところ狭しと並びに並ぶフィンランドデザインの世界に、圧倒されっぱなし。
ここは・・・歩いても大丈夫なのかな・・・?作品展示の間と間をすり抜けるように歩みを進めながら、
360度どこを見回しても伝わってくるデザイナーさんたちの熱気を感じるホールからお届けします。

   
             

 

   

 

パークタワーホールを一歩入ると・・・目の前に迫ってくるような、たくさんの白いバルーンが!
ものすごい迫力です。
何か、不思議の国に迷い込んだかのよう。

 Photo by Daisuke Ohki      
       
       

 

こちらはホールに入ってすぐ、手前右側にあった、Anu Penttinen(アヌ・ペンッティネン)のガラス作品Small Series (スモール・シリーズ)。

アヌ・ペンッティネンはオーストラリアでガラス工芸を学び、ヘルシンキ芸術大学でも学んでいるガラスデザイナー。2003年にNOUNOU DESIGN(ノウノウ・デザイン)を設立し、ヘルシンキにショールームをオープンしています。

上質で視覚的に面白いガラス・オブジェを提供し、ガラス素材の可能性を紹介したいと願っているそうです。

まるで日本の飴細工のようなポップでキュートなカラーが目を引くガラスの小物入れ。

思わず美味しそう・・・と思ったのは私だけではないはず。

   
     

 

       

 

   

 

こちらの幻想的な光がもれるライト・シェードは、Tuukka Halonen(トゥーッカ・ハロネン)のPilke Pendant Light(ピルケ・ペンダントライト)。

フィンランドの伝統的な屋根板の技術からインスピレーションを得つつも、現代のテクノロジーを駆使して作られたそうです。

合板を重ねることにより、立体的かつ幾何学的なデザインに仕上がりました。

組み立てには工具も接着剤も必要なし。人にも環境にもやさしいシェード。

できるだけ長く、大切に使い続けられるために、材質・製造方法・使い勝手の良さを心がけているのだそう。

Photo by Daisuke Ohki      
       
       

 

こちらは「世界ふれあい街歩き」というテレビ番組でアトリエなどが紹介されたこともある、Marita Huurinainen(マリタ・フーリナイネン)の作品Wave(ウェイブ)。波のような、しなやかなフォルムがひときわ目を引く木製サンダルです。

伝統と現代のエッセンスが見事に融合、履き心地がよいと定評のある美しいサンダル。くるりとカールしたヒールの弾力がどんなものか、非常に気になるところ。

2006年には武蔵野美術大学にも在籍していたというマリタ・フーリナイネン。さまざまな素材やジャンルでデザインするのが好きだと語っています。

   
     

 

Photo by Daisuke Ohki

       

 

   

 

今回のHiramekiで特に目についたのが、フィンランドのファッション。家具やインテリアはもちろん、服やアクセサリーといった、直接肌に身につけるデザイン。今まで以上に北欧デザインと私達との“距離”が縮まるような、身近に感じられるジャンルが多く見られました。

こちらは、すでにデザイナーとして知名度の高いTuula Pöyhönen(トゥーラ・ポユホネン)の作品。家具・インテリア・雑貨にとどまらず、2009年にはファッションブランドOnni(オンニ)を設立。ショップもオープンしています。

デザインも人生も直感に導かれるまま、実験的なファッションを追求していきたいと願っているそうです。

直感に導かれるまま・・・情熱を感じます。写真は、エプロンViolaと、Wing collar&Jeans。

     
       
       

 

子供用ベッドMaja(マヤ)は、Elina Aalto(エリナ・アールト)とKlaus Aalto(クラウス・アールト)、二人のAaltoによって生まれたAalto+Aalto(アールト+アールト)の作品。

二人のアールトは、ヘルシンキ芸術デザイン大学在学中に出会い、Aalto+Aaltoを設立したのはなんと今年2010年。

会場では上の赤い屋根は青い屋根でした。組立システムになっているので、少ない部材から様々な構成が可能。子供が大好きなカラフルで楽しい空間ができあがります。

ツリーハウスをモチーフに作られた夢あふれる子供用ベッドです。

   

 

   

 

       
       
 

 

次回Vol.3は、引き続き3階パークタワーホールと、OZONEプラザ。
美しく繊細なデザインに目を奪われた作品の数々を、ピックアップしてご紹介します。
お楽しみに!

   

 

 

 

 

 

 

 

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