ⒸMoomin by Ivana Helsinki
フィンランドを代表するレディースブランド「Ivana Helsinki」がついに日本で本格展開スタート。
Ivana Helsinkiならではの解釈でデザインされたムーミンとのコラボコレクションも発表!
フィンランド出身の姉妹パオラ・スホネンさんとピルヨ・スホネンさんが、1998年にスタートしたレディースウェアブランド「Ivana Helsinki」。アートやシネマをテーマにした、物語性あふれるデザインでフィンランドを代表するレディースブランドです。北欧のレディースブランドとしては、唯一パリコレクションに正式に参加し、世界中の注目を集めています。
日本企業とのコラボ商品で知ったという方も多いかもしれません。そのIvana Helsinkiが、2015年春夏コレクションから日本に本格的に上陸。なんとムーミンからインスパイアされたコレクション「Moomin by Ivana Helsinki」も発表しました。
2014年はムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン生誕100周年の記念の年。トーベの豊かなデザイン的要素と作家性に敬意を表しつつ、Ivana Helsinkiのデザインワークで制作されました。このムーミンコレクションは、ムーミンキャラクターズ社からの依頼を受けて実現したもの。デザイナーのパオラさんはたくさんの貴重なスケッチや原画を見てインスピレーションを得た作品もあるといいます。パオラさんが「心から尊敬すべき人物」というトーベ・ヤンソン。彼女の想像力や人柄、思考、生き方などから発想した、Ivana Helsinkiならではの「Moomin by Ivana Helsinki」が誕生しました。
10月、青山で行われたローンチ・イベントでは、会場内でファッションショーも行われていました。設置された場所に立っては定期的に移動。立ち姿や歩き姿、後ろ姿など、来場者が至近距離で多角的に洋服を見てもらえるような構成になっていました。こういった演出や映し出された美しい写真や映像などもすべて、パオラさんによるもの。写真の撮影地は、『ムーミンパパ海へ行く』の舞台と言われているソーダーシャール島です。50にものぼるアイテムの一部をパオラさんが一緒に見て解説してくれました。
パオラさんが、「同じムーミンの柄のスケールを変えただけ」と見せてくれたワンピース。同じ柄のスケールを変えるだけで、全くデザインに見えてくるから不思議です。小さなムーミン柄は、まるで小花柄のよう。ぱっと見わからない控えめな雰囲気は、日本人好みの予感。
全体にカラフルな刺繍を施したこちらのワンピース。手刺繍ではないものの、相当複雑でひとつずつ人の手によって刺繍が施されています。「ムーミンの物語にあるさまざまなシーンが散りばめられているのよ」とパオラさん。刺繍ならではの立体感も楽しめます。
うみうまが大きくあしらわれたニットはとてもなめらかでやさしい手触り。おしゃれな花模様をつけた「うみうま」。その華やかな姿は、日本のムーミンファンの間でも人気のキャラクターのひとつではないでしょうか。「もちろんフィンランド製よ」とパオラさん。
会場内でも来場者が釘付けになっていたこちらのムーミン柄レースのドレス。なんと、虫取り網を持っているムーミン柄がたくさんつながっているデザインなんです。物語にも登場するシーンで、ムーミンが蝶々を捕まえるための虫取り網を持っています。
デザイナーのパオラ・スホネンさんは妹(左)、お姉さんのピルヨ・スホネンさん(右)はマーケティングなどを担当されています。ヴィルタモ駐日フィンランド大使夫妻も駆けつけ、スホネン姉妹と笑顔で言葉を交わされていました。
作品の中に、常にストーリーを感じるトーベの作品と、Ivana Helsinkiの世界。
「あのシーンだ!」なんてムーミンの物語の一説を思い出しながら、手にとって身にまとってみたいアイテムです。
アーティストからアーティストへのオマージュともいうべき「Moomin by Ivana Helsinki」コレクションは、銀座三越、梅田阪急、And A、デスペラードにて販売予定。また、2~3月頃に銀座三越や梅田阪急にてイベントも開催されるそうです。
Ivana Helsinki オフィシャルHP
http://www.ivanahelsinki.com/
未掲載フォトは、北欧区Facebookアルバムにて紹介しています!
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