2016/10/03

【特集】フィンランドで、ちょっとひと休み、ちょっとひと呼吸、のススメ。

美しい自然と澄んだ空気に包まれ、自分をリセット。
また行きたくなる!フィンランドの新しい旅のカタチ。



ムーミンやマリメッコといったアイコンとなるブランドやデザインなど、近年、日本人が行きたい観光スポットとしても高い人気を誇る国、フィンランド。

オーロラ、沈まない太陽、サウナ、たくさんの湖、サーミ文化、サンタの故郷というワードが出てくるほど、日本人にとってフィンランドは随分と馴染み深い国になっているようです。

すでにディープなフィンランドを知り尽くしているのでは?とも感じますが、実はまだまだフィンランドには知られざる魅力があるといいます。それは「体験」。

美しい自然と澄んだ空気の中で、身も心も癒すことができる現地ならではのアクティビティを体験することで、旅先でリフレッシュ。それが今、新しい旅の形となりつつあります。

先月、フィンランドの旅の魅力を知り尽くすVisit Finland(フィンランド政府観光局)関係者が来日。フィンランドの新たな魅力を披露してくれました。



■国土約70%が森に包まれる国フィンランド。押さえておきたい人気エリアは?

まずは、フィンランドのことをあらためて学習してみましょう。フィンランドはざっくりと、4つのエリアで分かれています。

①ヘルシンキ地域
②湖水地方
③沿岸地域と群島
④ラップランド

一度でも訪れたことのある人はお気づきだと思いますが、ヘルシンキの街は、非常に周りやすくて見やすい街。観光で訪れる人の増加にともない、ホテルなど、受け入れが急速に進んでいます。

沿岸地域と群島エリアは、ムーミンワールドのあるナーンタリや、フィンランド最古の街として知られるトゥルクがあり、約70000もの群島があります。

ラップランドは、天井がガラス張りになった宿泊施設「グラスイグルー」が大人気。サーリセルカ以外にも現在ぞくぞくオープンしているそうです。日本からは特に、1月2月にラップランドへ行く旅行者が増加中。

そして、これからフィンランドへ行くなら押さえておきたいのが、湖水地方。フィンランド国内でも人気ナンバーワンのエリアです。

駐日フィンランド大使館参事官のマルクス・コッコ氏は、この夏、夏期休暇と育児休暇を合わせて取得し、奥様の地元であるロシア国境に近いフィンランド東部の街、湖水地方にあたるイマトラでのんびりと過ごされたとか。

家族でブルーベリーやリンゴンベリーを摘み、キノコ狩りをし、屋外でパンケーキを焼いたり。この夏、大物をゲットしたと魚釣りの様子などもスライドで見せてくれました。


「久しぶりにフィンランドに帰国して、改めて母国の自然の美しさを感じました。きれいな空気や水は、我々の誇りです」とコッコさん。


フィンランドにも四季があり、どのエリアにいつ行くかで、フィンランドのさまざまな表情が見られます。

フィンランドの夏は休息、お休みの季節。秋は紅葉、黄葉の季節。夏から秋に移り変わる色を表す「RUSKA(ルスカ)」という言葉があります。

1年で最も寒いのが1月。この時期に見えるピンク色に輝く空は、冬にしか見られない絶景。春は最も短く、イースターや5月1日のメーデーの祭り「Vappu」があり、街中が大騒ぎ。春の訪れを心から喜んで祝う、(いつもと様子がちょっと異なる)フィンランドの一面が見られるといいます。



■旅を通じて身も心もリフレッシュ!心で感じる癒し体験「フィンリラックス」

街でショッピングもいいけれど、旅の後に「疲れた~」と帰ってくるよりも、せっかくの旅だからこそ、リフレッシュして帰ってきたい。旅を通じて、心も体も健康的になる「ウェルビーイング・ツーリズム」が広まりつつあります。

イエール大学から発表された「Enviromental Performance Index 2016(環境パフォーマンス指数)」によると、フィンランドは、世界で最も地球にやさしい国として、180ヶ国中、堂々1位に輝きました。

人々の健康とエコシステムの保護に関する指標環境への配慮が高い国として、特にヘルス、水、公衆衛生、生物学的多様性、居住環境という点が高く評価されています。(2位はアイスランド、3位はスウェーデン、4位はデンマーク)

自然とのふれあいを大切にするフィンランド。そこには、身も心もほぐれる癒しのアクティビティが!旅先で、フィンランド流ライフスタイルから学ぶリラックス術を紹介。

<フィンランドでリラックス「フィンリラックス」を体験してみよう!>
①自然に触れてみる(美しい湖、おいしい空気、静寂)
②フィンランド式サウナを体験する(国内に約170万ヶ所)
③伝統的なトリートメントを体験する(「Turve(トゥルヴェ)」という泥炭のトリートメント。数千年前からサウナで様々なヒーリングの用途として使用)
④野生の食材を楽しむ(ベリー、キノコ、ハーブ、魚、狩猟動物、トナカイなど、野生の食材を採取することは日常生活の一部)

定期的に森で過ごすことで、脳がリラックスし、心が解放されると、血圧が下がり、体がデトックスされ、気分が良くなるということも確認されているそうです。

▼詳しくはこちらもチェック!FinRelax(フィンリラックス)特設ページ
http://www.visitfinland.com/ja/finrelax/



■時差ボケ解消にもぴったり?フィンランドに寄り道、という選択

フィンランドは日本から直線距離で最も近いヨーロッパ。もちろん長い休みがあれば、フィンランドにじっくりと滞在できるかもしれませんが、現実はなかなかそうもいきません。

ちょっと仕事でヨーロッパ出張があるけれど、その前にもう一ヶ所立ち寄れたら・・・。実は「ストップオーバー(寄り道)」を使えば、その願いが叶います。

2016年4月から、フィンランド航空(フィンエアー)では、アジアからヨーロッパに渡航する際、5時間から最長5日間まで、追加料金なしで途中降機できるサービス「ストップオーバーフライト」がスタート。1回の旅行で2ヶ所の目的地を楽しめるようになりました。

空港からわずか30分で行けてしまうヘルシンキ。5時間もあれば、コーヒーやシナモンロールでのんびりするもよし、ヘルシンキの街でぶらりとお土産を見るのもよし。トラムに乗って美術館にも行けてしまいます。

また、24時間もあれば、ヘルシンキ中心地に一泊し、ヘルシンキ観光ツアー、ヌークシオ国立公園まで足を伸ばしてハイキングをしたり、サウナまで体験可能。3日や5日もあれば、国内で人気の湖水地方やオーロラを求めてラップランドまで訪れる余裕さえあります。

心と体を整える、リセットするために、ちょっとだけフィンランドに寄り道。
そんな、ゆったりと流れる贅沢な選択肢があると、さらにフィンランドが身近に感じますね。

▼ストップオーバーで楽しめるさまざまなプランが紹介されています!
http://www.finlandtours.fi/

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