2017/06/22

【特集】デザイン性に優れた北欧の最新アイテムに迫る!インテリア ライフスタイル(前編)

日本初出展のプロダクトから、日本からインスパイアされたデザイン、
人気ブランドの気になる新アイテムまで、年内登場(予定)の最新の顔ぶれを紹介!



デザイン性に優れたプロダクトや最新のトレンドに出会う「インテリア ライフスタイル」。第27回を迎えた今回は、3日間で約3万人が来場。世界22の国と地域から787社が参加し、今年もにぎやかに幕を閉じました。

これまでのインテリア ライフスタイルでは、家具や雑貨などのインテリア製品が目立っていましたが、ここ最近は、服飾やアクセサリーといったファッション系から、フードやメモリアル製品など、ジャンルがかなり細分化、多様化されてきているようです。

北欧関連ブースでは、生活雑貨、家具、照明、キッチンアイテムなどが依然として強い印象。世界が注目する北欧デザインゾーン「NORDIC LIFESTYLE」と最先端のデザイナーズゾーン「MOVEMENT」で思わず引き寄せられた(!)アイテムをご紹介します。


■SINI MAJURI(シニ・マユリ)

インテリア ライフスタイル初登場。「個人的にもこういった形で作品を見ていただくのは初めて」という、フィンランドのガラス作家、シニ・マユリ。このあとはアメリカで展示会を開くことが決定しているそう。プロダクトがよりよく見える商業的な明るいブースが多い中、下から照らした明かりが幻想的。

並べられた三角錐のガラス作品は「Glass Mountains」と呼ばれるオブジェ。全てマウスブローで作られており、表面ワイルドにひび割れたように見える模様は、熱したガラスを氷水に入れて爆発させて作り上げたものだとか。「ガラスが好きですね。その時々でさまざまな表情を見せてくれるから。ラインナップも広げていきたい」とにっこり。残念ながら会場にはなかったのですが、ガラスのレイヤードで絵を完成させたアートガラス作品も手がけているのですが、これがまた美しい!



ヌータヤルヴィのイッタラの工房や日本でも人気のイッタラ・バードを手がけるオイバ・トイッカ氏の話に発展すると、「(オイバは)隅のほうでイスに腰掛けて、若い人たちがガラスを吹いているのを見ていましたよ」とシニ。現場で見つめる巨匠の眼差しは、きっとフィンランドのものづくりの次代を担う若手にとって大きな刺激となっているに違いありません。フィンランドの若手ガラス作家、シニ・マユリ。注目です。http://www.sinimajuri.com/


■Antoni Lamp(アントーニ・ランプ by LE KLINT)

イブ・アントーニ(Ib Antoni 1929-1973)は、有名北欧メーカーをはじめ150社以上もの企業や団体のポスターを手がけた、1950年から1960年代を代表するデンマークのグラフィック&ヴィジュアルアーティスト。

デンマークの照明メーカーであるレ・クリント(LE KLINT)社から、アントーニのイラストレーションからインスピレーションを受けて作られた照明シリーズが披露されていました。幸福感とユーモアを感じる絵柄に柔らかな色彩が特徴的なアントーニの作品。王室の衛兵の帽子からとったブラック、王室バレリーナのホワイト、「Always Dry in Kawo Rain Clothes」というイラストからとった背景のグリーン、そして、桜色のピンクの4色。

画像ではちょっとわかりにくいですが、優しげな桜色のピンクには、素敵なストーリーがあります。1818年生まれのデンマークのさくらんぼのリキュール「チェリーヒーリング」発売150周年の時に、イブ・アントーニは子ども向けの絵本を手がけました。



ムクドリがさくらんぼと一緒に世界中を旅している途中で、美しい富士山と桜に出会ったという物語。今年は日本とデンマークの外交関係樹立150周年の記念の年ということもあり、この物語のイラストからインスピレーションを受け、日本を思わせるサクラピンクが選ばれました。

ちなみに、ランプのフォルム自体も過去にイブ・アントーニがデザインしたもの。当時はレ・クリントではなく別のブランドで、絵本とは関係のない別のカラーで製品化されていたようです。http://www.scandex.co.jp/


■BY MAY(バイ・メイ)

5月生まれのヨハンナ・エーンとマリア・ベリストレムの2人が2014年に設立したスウェーデンのデザインユニット。「Scandinavian Pattern Collection」にも参加する2人は、北欧ブランドでの数々の経験を経て、ユニークでシンプル、実用的でデザイン性のあるアイテムを手がけています。

シンプルで柔らかいパターンを得意とするマリアと、身近にある植物や自然をモチーフにしたデザインを手がけるヨハンナは、日本の伝統と北欧デザインをかけ合わせ、新しいデザインを提案。シリコン製の六角形のフォルムと幾何学模様のプレイスマットや、トレイ、コースターなど、キッチンやインテリアプロダクトを中心に展開。手前に見えるサービングボードやトレイは新アイテム。シンプルで洗練されたパターンの中にも、どこか温かみを感じられるデザインです。https://bymaystockholm.com/

 
■MOOMIN(ムーミン)

いつも素敵なディスプレイで来場者を楽しませてくれる巨大ムーミンゾーンには、日本の企業とのコラボ商品がずらり。中でも今回は、フィンランドで作られたインポートものの気になったムーミンの新アイテムに着目してみました。

子供から大人までくすぐられるムーミンハウス。なんと発売から今年で25周年を迎えるのだそうです。スモールムーミンハウスは新登場。また、ムーミンのおもちゃの楽器シリーズを発見。日本では大人向けのプロダクトが多い中で、現地では定番の子供向けムーミンは新鮮。スニフのドラムにムーミンのギター、鉄琴にトライアングルと、家族や仲良しでセッションしちゃうのもいいですね。http://www.posjapan.co.jp/


■NORDIKA(ノルディカ)

デンマークの妖精ニッセをモチーフにしたハンドメイドの木製人形ブランド。ニッセとは、子供たちや家を守り、クリスマスの時期になると、サンタクロースのお手伝いをするといわれる北欧の妖精。エストニアにあるノルディカニッセの工房で、ひとつずつ手作業で作られているため、それぞれ異なる表情をしています。日本でのファンも多く、毎年登場するニッセを心待ちにしているそうです。

キノコは今年初登場。上にちょこんと人形を置いてディスプレイできる仕様になっています(これがまた可愛い)。現地の職人さんたちは心からニッセを作ることを楽しんでいるとか。そんなあたたかい雰囲気が人形から伝わってくるようです。http://www.posjapan.co.jp/

<会場フォトギャラリー>

昨年11月のIFFT/インテリア ライフスタイル リビングのフィンランドパビリオンで見つけた「EcoFurn(エコ・ファーン)」発見!(中央)厳選された木材とロープのみで作られているチェアはハンモックのような心地良さ。近々本格上陸の予定。


「LE KLINT」からペーパーシェードが登場。もともと紙のシェードを使っていたことから、原点回帰ということで紙のシェードが復活。プラスチック製のシェードとはまた異なる優しい光。


夏らしい爽やかな色合いのムーミンブース。インテリアから、テーブルウェア、キッチン小物、雑貨、文具、時計、ぬいぐるみ、食品まで、デザイン性・アート性のあるムーミンのプロダクトが並びました。


フィンランドのファッションブランド「イヴァナ ヘルシンキ」とムーミンがコラボした腕時計が新しく登場する予定。画像には7点ありますが、まだまだ試作段階で、この中から3点に絞って発売されるとか。みなさんはどのデザインが気になりますか?


昨年11月のIFFT/インテリア ライフスタイル リビングの記事でも紹介した、ノルウェージャンアイコンズのブース。ノルウェーの陶器メーカー「フィッギオ」のプレートのほかに、カラフルなノルウェーのラグや椅子の張り地などに使用されるテキスタイルが新しく登場していました。

※後編は、フィンランドのレザーファッションブランド「LUMI」の創業者2人のインタビューをお届けします!


インテリア ライフスタイル / Interior Lifestyle Tokyo  ※終了しました
会期:2017年6月14日(水)~16日(金) 
時間:10:00~18:00 (最終日は16:30 まで)
会場:東京ビッグサイト西1・3・4ホール+アトリウム  
http://www.interior-lifestyle.com/

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