「花とグリーンはとても重要。掃除と片付けの後は、きれいに花を飾る。これが出来て完成になります」と、ハムダキン創業者のカミラ・シュラムさん。
デンマークでクリーニング会社を経営していたCamilla Schram(カミラ・シュラム)さんによって、自身の経験から環境や肌に優しいクリーニング(お掃除)&ボディケア製品「HUMDAKIN(以下ハムダキン)」が誕生。5年間の開発を経て、2016年にスタートしたブランドです。
過剰な化学物質を含まない製品の開発、環境配慮素材の使用により資源の節約および廃棄物を削減する等、全ての生産のプロセスにおいて環境問題に対しても責任を持ち、ロングライフで信頼の置ける素材を選択。高品質でタイムレスなものづくりを実践しています。
日本ローンチのために来日したハムダキンの創業者、Camilla Schram(カミラ・シュラム)さんインタビューをしました。今回が初来日というカミラさん。なぜハムダキンを立ち上げたのか、そのきっかけや、製品にはどんなこだわりがあるのか。開発中に立ちはだかった困難や、日本でのローンチに期待したいことをお話しいただきました。
また、北欧といえば、素敵なインテリアデザインや室内スタイリングですが、お掃除に関してはどんな感じなのでしょうか。清掃会社で経験したカミラさんのリアルなデンマークの一般家庭のお掃除事情やお片付け事情も聞いちゃいましたよ!
――ハムダキンは、カミラさんが経営していた清掃会社での経験から生まれたとお聞きしました。顧客の家を掃除した際に、ホテルのようにスタイリングしていたそうですが、今もこのスタイルで清掃会社を続けているのでしょうか?
カミラさん:
清掃会社は4年前にやめているので、今はもうやってきません。ハムダキンの製品を開発している時はやっていました。顧客の家を掃除する際に、どんなものが良いのか、開発中の製品を実際に色々と試してみました。実際に使ってみて効果を知ることが大切でした。ハムダキンをローンチした後は、日中はハムダキンの開発、夜は清掃会社と二束のわらじでやっていましたね。
今はハムダキンの商品開発に集中しています。清掃会社はたくさんのインスピレーションを与えてもらいました。掃除をする、片付けをすることを誇りに思ってもらいたい、スタイリングを楽しんでもらいたい。たくさんの人のライフスタイルにインスピレーションを与えたいと思っています。
清掃会社を続けることはできたかもしれないけれど、皆さんに掃除をやってもらいたいと思いました。ホテルのようなスタイリングを楽しんでもらいたい。例えば、清掃が終わった目印になるトイレットペーパー用のシールもハムダキンで用意してあるんですよ。掃除した後に、ホテルのようにトイレットペーパーにシールをするとモチベーションも上がると思います。
――デンマークでは清掃会社に自宅の掃除を依頼するのが一般的ですか?
カミラさん:
デンマークでは、特に若い世代の人は掃除の仕方を知らない人が多いです。わりと普通に清掃会社にお願いします。例えば、2カ月に1回とか週に1回とか。デンマークの人は、あまり片付けや掃除をすることに誇りを持っていないため、片付けをして綺麗をキープするやり方がわからないという人が多いと思います。
正直のところ、デンマークの一般家庭はあまりきれいではありません(笑)。実際に清掃業者をやっている時に見たお家はお世辞でも綺麗とはいえず、片付けていない家が多かったです(苦笑)。お部屋のスタイリングに関しては誇りを持ってやっていますが、掃除に関しては苦手意識があります。(自分たちで掃除をする習慣がある)日本とは事情が違うと思います。なので、私の使命としては、どうやって掃除をすればよいか、どうやって綺麗を保つことができるか。どうやったらSNSのような、片付いていて素敵なお部屋をキープすることができるのか。人々にアイデアやインスピレーションを与えることです。
――立ち上げまでに5年というのは比較的長い歳月だと思いますが、その間に方向性が変わることはなかったのでしょうか?また、スタートしてから大変だったこと、困難だったことはありますか?
カミラさん:
最初からコンセプトは変わりません。常に「清掃」をキーワードに、戦略は5年間ずっとブレることなしに今までやってきました。また、スタートしてから大変だったと思うことも特になかったです。
掃除洗剤とともに、衣料用洗剤、キッチン用洗剤、ハンド用製品を開発しました。手のための製品は自分にとって、とても大切だと感じていました。というのも、例えば、お手洗いに綺麗なハンドソープがあるだけで、その体験が印象を変えることがあるので、ハンドソープの存在は重要だと思いました。
5年間は戦略を練ったり、ブランド名を考えたり。全商品を自分で考えたいと思っていました。幸運にも以前、私の叔母が化粧品系のラボに勤務していたので、当時、成分の調査を叔母とともに開発していました(実際の処方は自身のラボチームがある)。研究所で、製品の品質に関わる部分で調査や分析をすることができたのです。あまり掃除が得意ではない北欧の人でも簡単に使えるというのが大切でした。毎日安全に使えるものをひたすら目指しました。
カミラさん:
清掃会社は4年前にやめているので、今はもうやってきません。ハムダキンの製品を開発している時はやっていました。顧客の家を掃除する際に、どんなものが良いのか、開発中の製品を実際に色々と試してみました。実際に使ってみて効果を知ることが大切でした。ハムダキンをローンチした後は、日中はハムダキンの開発、夜は清掃会社と二束のわらじでやっていましたね。
今はハムダキンの商品開発に集中しています。清掃会社はたくさんのインスピレーションを与えてもらいました。掃除をする、片付けをすることを誇りに思ってもらいたい、スタイリングを楽しんでもらいたい。たくさんの人のライフスタイルにインスピレーションを与えたいと思っています。
清掃会社を続けることはできたかもしれないけれど、皆さんに掃除をやってもらいたいと思いました。ホテルのようなスタイリングを楽しんでもらいたい。例えば、清掃が終わった目印になるトイレットペーパー用のシールもハムダキンで用意してあるんですよ。掃除した後に、ホテルのようにトイレットペーパーにシールをするとモチベーションも上がると思います。
――デンマークでは清掃会社に自宅の掃除を依頼するのが一般的ですか?
カミラさん:
デンマークでは、特に若い世代の人は掃除の仕方を知らない人が多いです。わりと普通に清掃会社にお願いします。例えば、2カ月に1回とか週に1回とか。デンマークの人は、あまり片付けや掃除をすることに誇りを持っていないため、片付けをして綺麗をキープするやり方がわからないという人が多いと思います。
正直のところ、デンマークの一般家庭はあまりきれいではありません(笑)。実際に清掃業者をやっている時に見たお家はお世辞でも綺麗とはいえず、片付けていない家が多かったです(苦笑)。お部屋のスタイリングに関しては誇りを持ってやっていますが、掃除に関しては苦手意識があります。(自分たちで掃除をする習慣がある)日本とは事情が違うと思います。なので、私の使命としては、どうやって掃除をすればよいか、どうやって綺麗を保つことができるか。どうやったらSNSのような、片付いていて素敵なお部屋をキープすることができるのか。人々にアイデアやインスピレーションを与えることです。
――立ち上げまでに5年というのは比較的長い歳月だと思いますが、その間に方向性が変わることはなかったのでしょうか?また、スタートしてから大変だったこと、困難だったことはありますか?
カミラさん:
最初からコンセプトは変わりません。常に「清掃」をキーワードに、戦略は5年間ずっとブレることなしに今までやってきました。また、スタートしてから大変だったと思うことも特になかったです。
掃除洗剤とともに、衣料用洗剤、キッチン用洗剤、ハンド用製品を開発しました。手のための製品は自分にとって、とても大切だと感じていました。というのも、例えば、お手洗いに綺麗なハンドソープがあるだけで、その体験が印象を変えることがあるので、ハンドソープの存在は重要だと思いました。
5年間は戦略を練ったり、ブランド名を考えたり。全商品を自分で考えたいと思っていました。幸運にも以前、私の叔母が化粧品系のラボに勤務していたので、当時、成分の調査を叔母とともに開発していました(実際の処方は自身のラボチームがある)。研究所で、製品の品質に関わる部分で調査や分析をすることができたのです。あまり掃除が得意ではない北欧の人でも簡単に使えるというのが大切でした。毎日安全に使えるものをひたすら目指しました。
――ハムダキンの強み、他のクリーニング製品と違う特徴やアピールポイントがあれば教えてください。
カミラさん:
北欧にもたくさんの掃除関連製品がありますが、床用とかキッチン用とか、色々な種類の洗剤を揃えなくてもよくて、毎日気軽に掃除が出来て、安全で簡単に使えることです。また、洗剤のボトルにしても、バケツにしても、隠すことなく、そのまま置いておいてもおしゃれにスタイリングできるようなデザインにこだわりました。さらに、最も大切にしていることの一つが「パフォーマンスの高さ(高い効果がある点)」です。パワフルだけどハームフル(害)が無く、安全性にもこだわった製品になっています。実際に(日中は開発、夜は清掃会社の時代に)顧客の家でそのパフォーマンスを確かめることができたことが大きいです。
開発やデザインはデンマークのラボチームでやっています。キャンドルについてもデンマークは得意分野なので国内で製造しています。ただ、デンマーク国内では全部を手掛けることはできないため、テキスタイルはインド、その他はヨーロッパ全体でといった形で製造しています。
――実際、私はユニバーサルクリーナーを使ってみたのですが、二度拭きも要らないですし、本当にサラっとしますね。床でもテーブルでも、ちょっとした時にスプレーでシュシュっとしてペーパータオルで拭いています。
カミラさん:
北欧にもたくさんの掃除関連製品がありますが、床用とかキッチン用とか、色々な種類の洗剤を揃えなくてもよくて、毎日気軽に掃除が出来て、安全で簡単に使えることです。また、洗剤のボトルにしても、バケツにしても、隠すことなく、そのまま置いておいてもおしゃれにスタイリングできるようなデザインにこだわりました。さらに、最も大切にしていることの一つが「パフォーマンスの高さ(高い効果がある点)」です。パワフルだけどハームフル(害)が無く、安全性にもこだわった製品になっています。実際に(日中は開発、夜は清掃会社の時代に)顧客の家でそのパフォーマンスを確かめることができたことが大きいです。
開発やデザインはデンマークのラボチームでやっています。キャンドルについてもデンマークは得意分野なので国内で製造しています。ただ、デンマーク国内では全部を手掛けることはできないため、テキスタイルはインド、その他はヨーロッパ全体でといった形で製造しています。
――実際、私はユニバーサルクリーナーを使ってみたのですが、二度拭きも要らないですし、本当にサラっとしますね。床でもテーブルでも、ちょっとした時にスプレーでシュシュっとしてペーパータオルで拭いています。
カミラさん:
多目的でどこでも使えるユニバーサルクリーナーは、濃密で高品質の中性洗剤。気に入ってもらえてうれしいです。マイルドで優しいのに、クリーニング効果抜群の自信作です。ありがたいことに、ハムダキンの製品は、デンマーク国内だけでなく、ノルウェーやドイツでも好評をいただいています。
――この夏より(ハンドソープやユニバーサルクリーナー等)一部店舗で先行発売され、いよいよ今秋、日本で一般発売開始となりますが、今、どんなお気持ちですか?また、どんなことを期待しますか?
カミラさん:
ローンチにあたり、とてもわくわくしています。多くの人のインスピレーションになってもらえることを期待したいです。ハムダキンのファンになってもらえたら嬉しいですね。 日本の方はすでに掃除の方法を知っていると認識しているので、さらにハムダキン製品を使ってライフスタイルを楽しんでもらえたらと思います。ハムダキンのモットーとしては、きれいになった家に、きれいな花や植物を飾ること。花とグリーンはとても重要です。掃除と片付けの後は、きれいに花を飾る。これが出来て完成になります。
――今後の展開をお話しできる範囲内でお願いします。今後チャレンジしたいことはありますか?
カミラさん:
戦略としては、コンセプトは変わらず、このままブランドを守っていきたいですね。常にキッチン、バスルーム、それ以外の掃除に必要なものを今後も作り続けていきます。年2回、色違いも含め、一度に計50個の商品(※)を発表しています。(※クリーニング製品だけでなく、インテリアやテキスタイル製品も。色追加も1点としてカウント)
新商品に関しては、私が納得いくものが出てくるまで長い時間が必要になります。例えば、ユニバーサルクリーナーの開発には2年かかりました。生み出すには時間がかかるものだけれど、今後も新しい商品が出てくると思います。
カミラさんの母親がオーフスでフラワーショップを経営しており、高校生の頃、放課後にそのお花屋さんでお手伝いをしたり、晩には花のスタイリングをお客様に教えたりもしていたそうです。「掃除の後は、花やグリーンを飾って完成」というのは、その頃から、技術やセンスが磨かれていたのでしょうね。
日本では、小さい頃から学校の掃除や身の回りの整理整頓が身についているので、得手不得手はあっても、なんとかできる人が多いかもしれません。しかし、義務感でやっている人も多い中で、それを楽しめるようにしたいというのがカミラさんの思い。掃除から片付け、綺麗を保つ方法、部屋のスタイリングの仕方まで、新しい掃除の形を提案してくれるハムダキンに注目です。
▼日本での取り扱い製品
ユニバーサルクリーナー(多目的クリーナー)、洗濯洗剤・柔軟剤、食器洗剤、キッチン用ハンドソープ、ディッシュブラシ、収納バケツ、ハンドソープ、ローション(※今後徐々にラインナップを拡大していく可能性あり)
▼取り扱い店
天王洲スローハウス、PARKER、SUU、リビング・モティーフにて、8⽉より先行販売中。
天王洲スローハウス、PARKER、SUU、リビング・モティーフにて、8⽉より先行販売中。
▼HUMDAKIN(ハムダキン)⽇本語ブランドページ
https://nomadinc.jp/brands/humdakin