「Abe」(1951-53) Designed by Kay Bojesen Rosendahl A/S 「Hovdingestolen」(1949) Designed by Finn Juhl Onecollection a/s |
デンマーク・デザイン・センターにて、デンマーク人にとって切っても切れない縁の深い“木”と、木製家具にフォーカスした展示会「Living Wood」が開催されている。
デンマークの木材と家具業界が生み出した代表的国産プロダクトのひとつ“木製家具”。
メーカーやデザイナーにまつわるストーリーがたっぷりと描かれた内容となっている。
デンマークの輸出業で6番目に大きなシェアを占める木材や家具。今ではそこからデザイン大国という国際的イメージが生まれ、ハイクオリティで卓越した家具の職人技はデンマークにとって誇るべき大きな特徴だ。木材や家具はデンマークの歴史を語る上で外せないキーワードであり、常にともに歩んできた。
1950年代・60年代は、例えばアルネ・ヤコブセンのような有名建築家やデザイナー、メーカーなどが、家具デザインで世界の脚光を浴び、認められた時代。
それからというもの、デンマークの木材や家具業界は飛躍的な発展を遂げていった。
現在でもなお、企業は常にスキルの向上にチャレンジし、喜んで変化を受け入れ、さらなる進化を見せ続けている。デザインは企業に新しい市場を提供するキープレイヤーだといえる。
また「Living Wood」展は、デンマーク木材と家具に着目しつつ、デザイン大国として今後もトップの位置にありつづけるために、木材&家具業界の企業をもっと活気づけたいという目的もあるという。
日々常に木に感謝し、木とともに歩いてきたデンマーク。今後も木からさまざまなアイデアが生まれ、世界を賑わす日が来るかもしれない。
「Living Wood」展は今年9月7日まで開催中。
北欧ニュース編集員
デザイン大国としても知られていますが、エコ大国としても。
限りある資源に感謝しながら、上手に向き合い、つきあってきているんでしょうね☆
その証拠に、デンマークの人は世代を超えて家具をずっとずっと大切に使っていたりしていますよね。これは見習いたいところですね☆
いろんなモノが安く手に入れやすい時代の今、すぐにポイッと捨ててしまうのではなく、手入れをしたり、修理したりして、出来るだけ長く使うことが大切な気がします。
もちろんエコにもつながるし!
そしてきっと、そうやって過ごしていると、人にも優しく、人を大切にする心も育まれ、長く付き合うことができる人間になるんじゃないかなぁって思ったりします☆