WOODEN OBJECTS designed by Markku Kosonen VALO lamp designed by Jukka Isotalo |
6月よりデザイン・フォーラム・フィンランドにて、“デザインの責任”についてディスカッションしていこうという「Glocal Shopper」展が開催されている。
「Glocal」というのは「global」と「local」が組み合わさった言葉で、“地域性も考慮しつつグローバルな視野に立った”という意味がある。
“デザインの責任”とは一体どういうことか。なんとなく難しく聞こえるが、人々を豊かにしてくれる“デザイン”に携わる多くの企業が協力しあって、さまざまな問題を克服していこうというもの。デザインを世に送りっぱなしではなく、きちんとその商品の一生を見届け、地球への影響などを考えていこうということだ。
たとえば、仕入れや消費、現地生産や国産原料、エコ問題といったテーマが今大きな課題であり、率先して考えていくことが要求されているという。
「Glocal Shopper」展ではリサイクルや省エネ、耐久性をベースに、自然保護やエコ問題の解決に取り組んだ最先端の商品がずらりと紹介されている。
また「Glocal Shopper」展は、より環境にやさしく、生涯使えるような商品の大切さにもっと消費者が気づいてほしい、意識を深めてほしい、そういった商品を選んでほしいという願いもこめられている。
デザイナー、メーカー、消費者。ひとつの商品に関わるすべての人が、環境に与える影響について真剣に考えなければならないということを呼びかけている展示会だ。
展示会には、Amer Sports Suomi、Artek、Doctor Design、Susan Elo、Evolum、Fiskars Brands、Iittala Group、Helkama Velox、Huhtadesign、Isku Koti、J.S. Team、Karttuuni、Kiks、Kotonadesign、Jouko Karkkainen、Jatta Lavi、Marimekko、Nikari、Nounou Design、original habitek works、Plastex、Seija Ranttila、Saas Instrumentti、Markku Salo、Secto Design、Showroom Finland、Sokeva、Jussi Sutela、Janna Syvanoja、Anri Tenhunen、Tunto Design、Jaana Tuomisto、Twin-Shop、Tiia Vanhatapio、Verso Design、Woodnotes、Valvomo、Fiskars Cooperativeの職人達といったフィンランド代表するデザイナーグループや企業らが参加している。
また展示会では、リサイクル素材から作られた家具や照明器具、家庭用品グッズ、ジュエリー、衣類なども販売。子供向け商品のコレクションなどもチェックしておきたいところ。
地球にやさしいGlocalな商品に出逢える「Glocal Shopper」展は8月31日まで。
北欧ニュース編集員
暑中お見舞い申し上げます!!毎日暑いですねぇ~。今年も猛暑でしょうか・・・汗汗
今日のテーマは、生まれてきたそのプロダクトの生涯を、みんなで最後まで考えていこうってことですよね!未来のために、地球のために☆
2番目の写真のランプは、以前にも紹介させていただいたJukka Isotaloさんの作品です。
使用済みのイタリア産白ワインボトルを使って、ハンの木を組み合わせたものだそうです。
素敵ですねぇ☆
「第2のガラス人生、はじまりはじまり」もチェック!
☆次号は7月末になります。お楽しみに!