コペンハーゲン北部のNorrebro郊外に、「人魚姫」「マッチ売りの少女」などで知られる童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンが眠る共同墓地がある。
なんと、ここ何年にわたり、墓地が酷い被害にあっているという。
その被害とは“落書き”。墓地を囲んでいる壁が、イエローのスプレーなどで無残に落書きされているというのだ。
そこで市の職員達が立ち上がり、周辺住民からも悩みの種だった壁の落書きを本格的にきれいに消していこうという動きが出ている。
また、悪質ないたずらは外壁だけではない。アンデルセンの墓石自体にも過去、落書きをされていた。評判があまり良くないことで知られる某ユースクラブの住所など、伝言のようなメッセージが勝手に書かれており、墓石の外観が著しく損なわれた無残な状態になっていたという。このユースクラブは昨年、路上で警察と衝突し、暴動事件を起こしている。
国内一といわれる修復家に依頼して、墓石に付いた塗料を必死で消そうとしたが、すでに墓石に塗料が染み込んでおり、現在でも殴り書きされた文字の影がはっきり残ってしまっている。
デンマーク共同墓地を管理する代表も、デンマークの誇りともいえる歴史的人物の墓石への悪質ないたずらに頭を抱えている。新しい墓石を購入するという手段もあるが、日本円でおよそ350万円近くもかかってしまうので、寄付という協力が必要になってくるという。
北欧ニュース編集員
ちょーっとこれは・・・・悲しすぎですね・・・・。
そういうことをする人がいる事が悲しいです。
つい少し前も歴史的建築物などの落書き事件のことがニュースになったりしていましたが、デンマークでもありましたか。。しかも墓地や墓石に落書きなんて、本当にビックリ&ショックです!!
落書きした人はどーゆー気持ちでやっているんでしょうかねぇ。。
アンデルセンさんはじめ、そこで眠っている方々が安心して休めるようにしてあげてほしいですよね。