カカオやブルーベリーには抗酸化物質がたくさん含まれている。この事実は一般常識にもなりつつあるが、このたびの研究調査で、多くの人が抱えているという“ある病気”に効果があるかもしれないという興味深い結果が出た。
その病気とは、生活習慣病の一種である“糖尿病”。
血糖値を上げてしまうということで、本来甘いものの接種はタブーだとされる病気だが、それを覆すかのような新しい発見があった。
ストックホルムにあるKarolinska研究所が、ホワイトチョコレート、ミルクチョコレート、85%のカカオが入ったダークチョコレートといった、チョコレートでも種類の違うものに、どのような変化が出てくるか詳しく調査した。
ホワイトチョコとミルクチョコは血糖値を上げてしまうが、なんと、ダークチョコに関しては、血糖値にほとんど影響が見られないという。
今回の調査でチョコレートでも“ダークチョコ”は糖尿病や肥満を患っている人でも食べることができると、糖尿病を研究している専門家も勧めている。
また、ブルーベリーにも同様な調査が実施された。
健康な人10名と糖尿病患者10名の計20名に、砂糖や添加物を一切含まない100%ブルーベリージュースを飲んでもらったところ、血糖値に関してかなり見通しの明るい結果が出たという。
現在、37万人以上もの人が糖尿病に悩まされているスウェーデン。
世界中の推定患者数は約1億8000万人(2006年調べ)、日本の推定患者数は約7000万人(2005年調べ)もいる。
北欧ニュース編集員
糖尿病は世界の約5~6%の人が患っている病気。年々増加している深刻な状態です。
糖尿病になる原因は「加齢・遺伝・肥満・運動不足」などが挙げられているようですが、例えば日本ではマイカーがメインの交通機関として利用されている地方で、糖尿病での死亡率が高いというデータが出ているようです。
メタボ対策必須ですね!
冷たい飲み物やスィーツの誘惑もありますが、ムリせず涼しい木陰などを選んで、たくさん動きましょーか♪