「Frozen River」 「Hunger」 (c)Stockholm International Film Festival |
今月15日から25日まで、北ヨーロッパ最大級といわれる「ストックホルム国際映画祭」が開催される。総勢40ヶ国から選りすぐりの175作品が上映されるという。
映画祭のメインイベントもいえる「The Stockholm XIX Competition」(長編コンペ部門)は、主要作品がまだ3つ以下の監督が対象。20作品がエントリーしている。
今年は、2008年サンダンス映画グランプリを受賞したコートニー・ハント監督の「Frozen River」や、今年カンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞したスティーヴ・マックィーン監督の「Hunger」、そして日本人俳優オダギリ・ジョーが主演したユー・リクウァイ監督の「Plastic City」など、話題のラインナップが上映される予定。
「Plastic City」は今夏に開催されたヴェネツィア国際映画祭でもノミネートされ、日本でも来春全国にて公開される作品だ。
「Stockholm XIX Short Film Competition」(短編コンペ部門)も20作品が上映予定。
女優ナタリー・ポートマンの監督デビュー作「Eve」や、今年のカンヌ国際映画祭で短編パルム・ドールを受賞したMarian Crisan監督の「Megatron」などがエントリーされている。
コンペティション部門のほかにも、バズ・ラーマンや北野武、オリバー・ストーン、スティーブン・ソダーバーグ、クリント・イーストウッドといった豪華著名監督の作品も堪能できるという。また今年、英国女優のシャーロット・ランプリングに「The Stockholm Lifetime Achievement Award 2008」、中国人監督のウォン・カーウァイに「The Stockholm Visionary Award 2008」が贈られることになった。ともにストックホルム国際映画祭に姿を現す予定だという。
さらに、アメリカ人監督が手がけたインディペンデント映画をフィーチャーした「American Independents」のコーナーや、世界各国で活躍するコンテンポラリー・シネマ監督作品をフィーチャーした「Open Zone」、その年最も記憶に残り論議を呼んだテレビ番組やドキュメンタリー、アート・フィルムを集めた「Collage」、世界中のオーディエンスと一緒に映画をネット鑑賞し、気に入った作品に投票できるというシステムの「iFestival」など、個性的で楽しいコーナーもずらりと揃っている。
また、“映画作品が最も盛んに生まれている地域、作品数が多く創造力に富んだ地域”のひとつとして今年選ばれたのはアジア。「Asian Images」として、日本の北野武監督の「アキレスと亀」も上映される。
北欧ニュース編集員
すでに数々の国際映画祭でエントリーされたり、受賞歴があったりと、ゴージャスな顔ぶれですねー!
ナタリー・ポートマンさんのデビュー作観てみたいです☆
昨年日本でも上映されたウォン・カーウァイ監督の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」に出演していたナタリーさんを観て、改めて美しく、いつもどこかに知性を感じる女性だなぁと心惹かれました♪・・・ホント美しい・・・(←やっぱそこ?)