2008/12/18 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

冷凍ハム、無念の没収

ヘルシンキのバンター空港での出来事。ロンドン在住の一人のビジネスマンが持ち物検査で空港警備員からストップがかかった。

フィンランド出身のこの男性ビジネスマン、持っていたのは手荷物のバッグのみ。
このバッグの中に入っていた紙とビニールに包まれた硬い一つの塊がターゲットとなった。

塊の正体は重さ6.1キログラムの「冷凍ボンレスハム」。ロンドンで売っているハムは塩がきついため、フィンランド出身の自分の家族の好みに合わないということで、フィンランドからクリスマス用のハムを頼まれていたのだという。

しかし、残念ながら男性のハムは没収。警備員の話では「冷凍商品は“液体類”と考えられ、全面禁止」とのことだった。

ハムを奪われたビジネスマンの男性は旅には慣れている方で、もちろんここ数年の厳しいチェックのこともよく知っていた。しかし、今回のことには驚きを隠せず、納得がいかないと不満を爆発させていたという。

手荷物に関する規則は数年前よりかなり厳しくなっており、100ミリリットル以上の液体を含んでいるとみなされるものはすべて機内持ち込み禁止となっている。冷凍商品が禁じられているのは、「もし機内で解凍してしまうと“液”や“汁”という液体が出てくる可能性があるから」というのが理由。

見た目で液体とわかるものの持ち込み禁止に関しては広く知られているが、シャンプーや歯磨き粉のようなペースト系、ジェルタイプのものなども液体とみなされており、意外と知らない人も多いという。

今回の“冷凍ハムが機内に持ち込めなかった”ということを考えると、フィンランド人がクリスマスに欠かせないようなプラムジャムのタルトやキャセロール、凝乳チーズ系の商品などもすべて禁止ということになる。

クリスマスを国外で過ごそうとしている人は、手荷物に入れる土産に注意が必要だ。


北欧ニュース編集員


街も住宅街も、イルミネーションで華やいできましたね。忘年会シーズン真っ盛りということもあって、公私ともにみなさんお忙しいのでは?

クリスマスに家族が楽しみにしていたハムを持っていけないというのは、かなりショックだったでしょうね・・・。お国のものが食べたくなる気持ち、わかります!
それにしても機内持ち込み検査、かなり厳しくなっているようなので、みなさんも気をつけてくださいね☆

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