ハイクオリティな床素材とデザイン性で数々の国際デザインコンペを受賞しているスウェーデンのBolon(ボロン)社。今回もまた、Bolon社のビニール織フロア材「Spektra(スペクトラ)」で、栄誉ある国際デザイン賞のひとつであるレッドドット・アワードのプロダクトデザイン賞を受賞した。
Bolon社がレッドドットを受賞するのは今回が初めてのことではない。
受賞したフロア材「スペクトラ」は明るい色彩が特徴的。「エネルギッシュ」「喜び」「躍動」を表現しているという。
カラーとパターンは6通り。全てにメタリック状に輝く素材が使用されている。
ストライプの組み合わせとメタリック状に輝く部分とのコンビネーションが絶妙。
組み合わせによって、より色彩効果のあるフロアを作り出すことができる。
これまでボロン社の製品はナチュラルカラーの北欧的なデザインが主流だったが、「スペクトラ」はこれまでにないほど色彩にこだわり、カラフルで人々の感情に訴えかけるデザインとなっている。チーフデザイナーのマリー・エクルンドは、「刺激を求めている人々や、伝統を突き破りたいチャレンジ精神のある人々のためにデザインした」と語っているという。
暮らしの中にある色彩は、想像以上に大きな影響力を持っている。Bolon社はその色彩の重要性に早くから着目し研究を続けてきた。
ビニール織なのにテキスタイルの風合いがあるという、他では見られないデザインが特徴的なBolon社の製品。有名ホテルやブランドショップ、オフィスなど広く愛用されているが、それはデザイン性だけではない。環境にやさしい製造方法を採用し、清掃がしやすく耐火性、耐久性、消音効果といった機能性も高い基準を満たしているからだという。
ボロン社
北欧ニュース編集員
たしかに、床材や壁材の色彩で雰囲気がガラっと変わったりしますよね。
清潔感のあるクールな色彩に合うオフィスや、あたたかみのあるカラーでお客様の居心地が良くなるショップとか、重厚な色あいのフロアのお店は高級感が漂っていたり。
やはり明るい色彩を使ったフロアは、元気いっぱいの楽しい雰囲気を作る効果があるそうです☆
足元から伝わってくる「色」は気持ちにも変化をもたらすんですね。
型破りなアイデアが必要な職場に、刺激的な「スペクトラ」はいかがでしょう?!
☆次号は4月半ば頃になります。