生まれたばかりのベビーが、他人によって病院から無断で連れ出される事件等を防ぐために、オスロ市北東部の病院で新たな対策が練られているという。
犯罪防止策として検討されたのが、ベビーへの“アラーム”装着。これはノルウェーでも初めてのケースとのこと。
ベビーにアラームを取り付けることを考えたのは、Lorenskogにあるアーケルスフース大学病院。
まもなく、生まれたすべてのベビーの足首に小さなIDチップを貼り付ける予定だという。
もちろんベビーのママたちにも同じパーソナルIDチップを装着。これで、ママ達も看護スタッフたちも自由にベビーと一緒に病院内をウロウロと歩き回ることができるというのだ。
大きな病院となると1日に何人もの新生児が誕生している。このため、新生児の取り違いによる事件などもまだ昔の話ではない。ベビーが病院からちゃんと自分の両親の手元に安心して帰れるようにするためにも、IDチップの役目は大きいとみられている。
また、病院から何者かが新生児を連れ去るという犯罪ケースもある。それに対しては、IDチップ付きのベビーが指定エリア外に持ち出されると突然アラームが鳴り出し、出口がロックされるという仕組みになっている。
ベビーにまつわる悪質な事件を、ハイテクノロジーを駆使して未然に防止できるか?
残念ながら、今月初めに事件が起こってしまっている。
場所はアメリカ・テキサス州の病院で生後3日の男の子のベビーが、見知らぬ女性に病院から連れ出された事件があった。女性は病院スタッフになりすまし、誘拐したという。
この病院ではベビーの足首に電子バンドを装着しており、ドアやエレベーターにベビーを近づけるだけでセンサーが作動し、ドアがロックされたり、エレベーターが停止するような仕組みになっていた。
男の子は誘拐された次の日にニューメキシコ州で発見され、無事両親の元に帰ることができたが、ハイテクな電子バンドが装着されていたにもかかわらず、なぜこのような誘拐事件が起きてしまったのか・・・?
バンドを切ったり傷つけたりすると何の役にも立たなくなる、では意味がない。
病院の防犯セキュリティの戦いは、まだまだ一安心とはいかないようだ。
北欧ニュース編集員
アメリカの生後3日の男の子はバンドをしていたのに、ナゼ・・・???
そのときたまたま作動しなかった、、じゃ困りますよねぇ・・・(汗)
無事戻ってきてよかったです。
赤ちゃんの取り違い事件も、何十年経ってから発覚!みたいなニュースが(中国だったかな?)ほんのちょっと前にありましたよね。
赤ちゃんは無事生まれたところで、ひとまずホッと一安心ですけど、ママと無事病院からお家に帰ることが、もうすでにこの世を生き抜くサバイバル(?!)なのかもしれません。
赤ちゃんと家族の方々が安心できる環境になりますように☆