今年も出版されたヨーロッパ主要都市版ミシュランガイド。やはりこの時期になるとフィンランドでも国内屈指のレストランの星の行方が気になるようだ。
まず、ヘルシンキのChez Dominiqueは今年も2つ星をキープ。しかしシェフのValimaki氏は、この結果に少し不満の色をみせたという。というのも、Chez Dominiqueは急成長を遂げている良いレストランだという評をもらっていたため、今年こそ3つ星獲得かと期待が膨らんでいた様子。
Chez Dominiqueは1998年に誕生したレストラン。星を初めて獲得したのは2001年で、2つ星となったのは2003年という、最も勢いのある店の1つ。
昨年1つ星を獲得したヘルシンキの3つのレストラン、Demo、Carma、Postresも引き続き1つ星を守った。1つ星の店はどこも、今年もミシュランに認められて満足していると答えているという。
また、“質の高い料理が良心的な値段で提供されるレストラン”という証しの、“前掛けをつけた美食家”というBib Gourmandのカテゴリには、MeccaとSolnaが選ばれた。しかし、残念なことに昨年Bib GourmandランクだったレストランOloの名前は今回なかった。
栄誉ある星を獲得できたとはいえ、なかなか心から喜べない現実がある。
それは経済不況の風。星を獲得した全レストランが、「今年初め頃から客足が弱まった」と口々に答えており、ミシュランガイドにランクされても、この不況から脱することのできる解決策になってくれるとは思わないと話しているという。
北欧ニュース編集員
星を獲得するのも、もちろんスゴイ事ですが、毎年キープするのもスゴイ事ですよね!
さらなる星を獲得しようと毎日コツコツと・・・1店舗1店舗すべてにドラマがあるんでしょうね。
それにしても“ビブ(前掛け・よだれかけ)をつけた美食家”って(笑)!
良心的なお値段×質の高いお料理が出てくる・・・ここにランクされたお店は個人的にめちゃめちゃ要チェックですっ☆