wonderful copenhagen |
2010年に中国で開催される万国博覧会にて、コペンハーゲンの象徴「人魚の像」が披露されることになった。約8ヶ月間、人魚の像はしばし母国デンマークを離れ、アジアへと旅立つことになる。
その8ヶ月の間、いつも当たり前のようにたたずんでいた人魚の像がいなくなる。
少しの間とはいえ、コペンハーゲンで最も有名といわれる観光スポットにぽっかりと穴が空き、寂しい状態になるのを避けるために、今回2人の彫刻家が立ち上がった。
人魚像はランゲリニエ(Langelinie)という海岸の遊歩道沿いにある。
来年、ぽっかりと空いてしまうだろう人魚像の定位置に、中国出身アーティストのアイ・ウェイウェイが新しい作品を提供するという話が出ている。ちなみに、作品はどのようなものになるかはまだ発表されていない。
アイは昨年、北京五輪開催の際に建設されたメインスタジアム、通称“鳥の巣”の芸術顧問としてデザインに協力した中国の有名現代美術家である。
しかし、昔から根強く人魚像を見守り、人魚に憧れを抱いてきた人達からは、観光客のためにも、もっと何かユニークな作品を王立図書館、通称ブラック・ダイヤモンドあたりに展示したらどうかという意見があがったという。
実は5月の初めに、デンマークの彫刻家Anne Marie Carl Nielsenが手がけた作品“人魚(1921年)”のコピーが、王立図書館に常時展示されることになった。
オリジナル作品はデンマーク国立ギャラリーに展示されている。
Nielsenはすでに1945年に生涯をとじているが、クリスチャンボー城にある“馬に乗ったクリスチャン4世の像”で知られる現在でも有名な彫刻家である。
人魚のために、コペンハーゲンのために、時空を超えて手と手を取りあった中国とデンマークの有名彫刻家2人。
王立図書館の新しい人魚だけでなく、来年ランゲリニエに登場するアイの作品がどんな風に映し出されるか、地元の人もこれからデンマークを訪れる人もきっと楽しみにしているはず。デンマークの新しい歴史を彩ってくれるに違いない。
北欧ニュース編集員
2010年は中国で万博が行われるんですね!人魚の像、アジアへようこそ~!
たっくさんの人々に観てもらえるってワケですね♪
少しの間でも、コペンハーゲンや観光客の人々を悲しませないよう、一生懸命な計らい!すごいですね☆人魚の像への熱い想い、愛情が感じられます!!
お久しぶりの北欧ニュースとなりましたー!スミマセン、1ヶ月近くも(汗)
お仕事、サボっていたワケではありませんよ~干されてもいませんよ~(笑)
Marble-Plus時代もあわせ、4月25日で9周年を迎え、10年目に突入しました!
長い間、地味ながらも続けてこられたのは、ここに来てくださるみなさま、北欧ニュースを読んでいただいているみなさまのお陰です!
10周年目も、シツコク?!北欧の魅力に迫っていきたいと思います☆
楽しみにしていてくださいね♪