ノルウェー人の「食」に関する調べで、現在と数十年前とでは、随分はっきりとした違いがあることが判明した。
現代のノルウェーの人は、食べ物にお金をかけなくなっているらしい。
50年前、ノルウェーの人は食べ物や飲み物に、収入の約40%ほど費やしていたが、現在では収入の約11%しか使わなくなったということがわかった。
オーストリアや英国、アイルランドやルクセンブルグの家庭でもノルウェーと同様、食べ物にあまりお金をかけない傾向にあるという。
各家庭での食べ物にかける費用は減少したと言われつつも、「肉」に関してはなんと消費率が増加。
50年前、ノルウェー人は年間一人当たり、約40キロの肉を食していたが、今年はなんと、このままいけば年間一人当たり、約2倍の80キロ以上もの肉を消費する勢いだと予測されている。
環境保全に従事する機関「Future in our hands(Fremtiden i vaare hender)」の広報担当者によると、年間一人当たりの肉の消費量はせめて25~30キロに抑える必要があると主張。あまりに消費量が多いと、一人ひとりの健康面だけでなく、環境にも深刻な影響が出てくるとコメントしている。
また、近隣のスウェーデンでも近年の「食」に関して心配な声があがっている。
現代のスウェーデン人の食生活は極めて不健康であると指摘されており、たとえば国の推奨値である「1日に最低500グラム、または5種類の野菜や果物を摂取」しているのは、10人中1人しかいないという。
この調査はEU加盟国27ヶ国にノルウェーを合わせた計28ヶ国で実施されたもの。
フィンランドやスウェーデン、デンマーク、ノルウェーといった北欧諸国のスコアは非常に悪く、スウェーデンは17位。28ヶ国中最も健康的な食事をしていると判断された国はギリシャだった。
北欧ニュース編集員
ノルウェーの調べで、なんでも、1週間分の食べ物を購入するのに、25年前は4.5時間働かないと買えなかったのが、今では1時間53分の労働で十分買えるようになっているのだそう。たくさん働いて食べることが喜びだった時代から、現代は自由に使える時間も増えた上に、食べること以外の楽しみ・娯楽・趣味などにお金を使う時代になったのかもしれませんね。
でも、お肉の量が多くなっているのは・・・汗。。日本人もヒトゴトではないですよねー。
お野菜や海藻類、豆類などを工夫して、たくさん摂りたいですね♪