「Chambre du Temps」 サウンド・インスタレーション by Esa Vesmanen 「Dine table」 by Esa Vesmanen |
ヘルシンキのデザイン・フォーラム・フィンランドにて、インテリア・アーキテクトEsa Vesmanen(Pure Design Oy)の作品展「Living Details」が開催されている。
モダンデザインと、北欧ならではのナチュラルでミニマムなデザイン、そして水・火・音楽といった、人々の暮らしを潤してくれるアイテムを巧みに掛け合わせた作品展になっているという。
中でも、新作のLEDランプやリサイクル・プラスチックで作ったテーブル、涼しくしてくれるソファベッドなどは、環境を意識した注目の作品。
試行錯誤しながら実験を繰り返すことやリスクを背負うことも、デザイナーの仕事だと語るVesmanen。モダンデザインを取り入れながら、長持ちする素材を用いた古き良き伝統を融合させていくというスタイルを推し出しつつ、暮らしの中にある基本要素から環境を築いていきたいという。
今回の作品展では、来場者に今までとまったく違った見方で環境について体感してもらえるようエスコートできればと語るVesmanen。個人レベル、社会レベルでのデザインやデザイナーの役割について、熱いディスカッションなどが持ち上がることにも期待しているとのこと。
Esa Vesmanenは、Puustelli、SAAS Instruments、Duratといったメーカーのプロダクト・家具・照明のデザインを手がけているインテリア・アーキテクト。
2008年には、Ornamoデザイナー協会より卓越したデザイナーに贈られるインテリア・アーキテクト・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
フィンランド国内のみならず、国外でも活動の場を広げているVesmanen。
今年5月中旬にはアメリカのニューヨークにて、「PLAYFUL:New Finnish Design」展のキュレーター兼アーキテクトを務めた。
「Living Details」展は10月25日まで。入場無料。
Pure Design Oy
http://www.puredesign.fi/
北欧ニュース編集員
展示会のイベントスペースのデザインや、公共施設のデザインといった規模の大きなプロジェクトも手がけているんだそうですよ!興味のある方はウェブサイトもチェックしてみてくださいね。
暮らしに密着したデザイン、しかもそれは丈夫で長く長く使えるもの。
私たちにとって大切な環境づくりに、デザインはもう切っても切れない、重要なパートナーですね♪