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2011年1月1日より一ヶ月間もの間、横浜・みなとみらいにあるショートフィルム(短編映画)専門映画館ブリリアショートショートシアターにて「北欧ショートプログラム」が特集上映されることになった。
上映されるのは、スウェーデン3作品、デンマーク1作品、ノルウェー1作品の計5作品。
これら全部で1プログラムとなるので、合計約60分で5作もの北欧短編映画がいっぺんに楽しめるようになっている。
まずは、スウェーデンからJohannes Stjarne Nilsson監督とOla Simonsson監督の作品「Music for One Apartment and Six Drummers/アパートの一室、6人のドラマー」。
米国アカデミー賞公認短編映画祭のショートショートフィルムフェスティバル&アジア2009のイベントの一環として行われたスウェーデンイベント内で上映されたことのある10分間の作品だ。どこからやってきたのか、それすらわからない若者6人。勝手に入り込んだ家の中で、6人のドラマーたちが魅せるパフォーマンスに注目したい。いたってポーカーフェイスな彼らの顔も必見だ。
Marlene Hoegmark監督の「ASTRAY/線路に唄えば」も同じくスウェーデンの作品。
若い兵士とその彼女の二人は森の中の線路を歩くに連れ、異なった考えをもっていることに気づいていくという6分間のモノクロショート。また、Per Hanefjord監督の「A Good Day/ある晴れた日」は短編の中でも少し長め、16分20秒の作品である。
線路の真ん中で死を待つ男を助けようとするもう一人の男。二人のやりとりから目が離せない。
ノルウェーからやってきたHisham Zaman監督作品の「Bawke/パパ」は、逃亡を続けている親子の物語。目的地を目の前にして息子の未来がかかった選択を迫られる父に注目したい。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2007 グランプリ/インターナショナル部門で優秀賞を受賞している作品。
Frederik Meldal監督とDennis Petersen監督の作品「The Heist/踏切と車、4人の男」は、デンマークからやってきた7分間のコメディショート。4人の男が乗った車が遮断機の前でストップしてしまう。通り過ぎる列車をいつまでも、いつまでも、いつまでも待つ4人に着目したい。
ドラマ、ミュージカル、コメディなど、さまざまなジャンルのショートフィルムがたっぷりと堪能できる貴重な機会。北欧ならではの雰囲気あるストーリーや背景など、短い中にギュギュッと詰まった驚きの展開が待っているに違いない。
上映期間は2011年1月31日まで。
【北欧ショートプログラム】
日程:2011年1月1日(土)~31日(月)
場所:ブリリアショートショートシアター(HP: http://www.Brillia-SST.jp/)
※スケジュールやチケット詳細はHPにてチェックしてください。
北欧ニュース編集員
2011年1月1日元旦よりスタートする北欧ショートプログラム。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2009のスウェーデンイベントの際、担当者の方に「ぜひ北欧ショート特集を!」とお話してから約1年半。念願の北欧短編映画特集のお知らせをいただきました。ありがとうございます!!
「Bawke(パパ)」なんてハンカチ必須な気配ですし、「The Heist(踏切と車、4人の男)」なんて、観る前から笑いを覚悟しちゃいそうですよね。
スウェーデンからは「A Good Day」が追加され、計5作品になりましたよ!
今年の初映画は、ご家族でお友だちでカップルで、ぜひみなとみらいのシアターへ!
2010年も北欧ニュースをご愛読いただき、ありがとうございました。
2009年秋より不定期配信でしたが、2011年はできれば2月より復活させていただきたいと予定しております。
2011年もみなさまにとって、ステキな年でありますように!