Deisgned by Kaj Franck drinking glass(1953) Photo:Rauno Traskelin Deisgned by Kaj Franck Bowl(1960s) Photo:Rauno Traskelin |
フィンランドの巨匠、カイ・フランク(1911-1989)をフィーチャーした「カイ・フランク- Universal Forms展」が、6月15日よりDesign Museumにて開催されている。
フィンランドのアイコン的デザイナーであるカイ・フランクの生誕100周年を記念した展示会で、彼自身が手がけた全作品を一挙公開。
産業遺産・その土地特有の文化・日本文化などとの関わりがテーマとなった非常に興味深い内容となっている。
スケッチ段階から完成品に至るまでのデザインプロセスを披露しつつ、素材の選び方やデザイン理論といったデザイナーとしてのテクニックなどもわかりやすく解説されたディスプレイになっているという。
デザインに対して非常に開放的で自由な考え方がありながら、論理的で現実的なアプローチを持つカイ・フランク。彼の作品には、大量生産されたものもあれば、ユニークな一点ものもある。彼の美学は、その両サイドが揃うことにより証明することができる。
「カイ・フランク-Universal Forms展」では、1940年代から1980年代という約40年以上もの間に生まれた膨大な作品の中から、ガラス・陶器・テキスタイル・家具・プラスチック・金属製といった様々な素材のものが披露される。もちろん、世界的に有名なイッタラのTeemaシリーズも並ぶ。
デザイン界において非常に影響力のある人物、カイ・フランク。アーティストであり、工業デザイナー、さらにはデザインの先生でもあったりと、様々な顔を持っていた。
テキスタイルやガーデニングのデザインといった、あまり知られていない貴重な作品も紹介されているというのも魅力的だ。
カイ・フランクが旅先から送った手紙や友人の子供宛に送った絵など、プライベートな一面も垣間見ることができそう。
「カイ・フランク-Universal Forms展」は、2011年9月25日まで。
北欧ニュース編集員
こーれーはー、壮大な展示会ですねー!
もう見られないんじゃないですかね、こんなビッグ・エキシビジョンは?!
生誕100周年なんですね。フィンランドデザイン界をリードしてきたカイ・フランク氏。
この夏フィンランドへ行かれる方は、絶対見逃せない展示会なのでは??
行かれた方はぜひ、ご感想を♪
お待ちしております!
Kaj Franck(ウィキペディア)