アイスランド西部に位置するGufuskalarで活動していた考古学グループが、非常にユニークなものを発見した。
それは、チェスの駒。
なんでも、約500年以上も前のものだと考えられているという。
おそらく船乗りたちが岸に着いたときに使っていたものだと思われるチェスのセットも見つかっており、今回発見されたのは、チェスの駒「ポーン」。チェスの駒の一つで、将棋の「歩」に当たる駒だ。
Gufuskalarでは3年前にも、同じチェスのセットの一部だと思われる「キング」の駒が発見されている。
このたびの活動は、Icelandic Archeological SocietyとCity University of New York(CUNY)が共同して行ったもの。
プロジェクト担当であるLilja Bjork Palsdottir氏はインタビューで、チェスの駒のほかにも、非常に面白いものが見つかったと語っている。
彫刻が施されている壊れた銅製のピンや琥珀で出来ている真珠、コダラの骨で出来たビンのフタといったものだ。考古学者たちにとっては、どれも当時のGufuskalarエリアでの出来事を知る重要な手がかりとなるに違いない。
その中でもやはり、今回の発掘で最も興味を引いたアイテムは、チェスの駒だったと関係者は口々に語っているという。
駒はおそらく、クジラの骨から出来たものと推測されている。
北欧ニュース編集員
500年以上も前のチェスの駒!
日本だったら、1500年代あたりは戦国時代真っ只中、といった感じでしょうか?
そんなに前の小さな小さなチェスの駒が、チェスとわかる状態で発見されるなんて!
クジラさんの骨って、丈夫なんですねー。
保存状態がいいのは、アイスランドの気候も絡んでいるかもしれませんね。