年々、海外からの旅行者が増加しているスウェーデン。
統計局の調べによると、2010年に最低でも1泊は滞在したという旅行者の数が、1280万人にものぼった。
数字が伸びているのは旅行者数だけではない。
ホテルやキャビン、ホステルといった宿泊施設の滞在日数も2009年から2010年の1年間で約4%も増えている。昨年の5月から今年の5月までを比較してみても、すでに8%も増加しているという。
なぜ、旅行者たちはいま、スウェーデンを旅行先として選んでいるのか?
専門家の話では、平和と静寂がミックスされた場所であり、美しい自然やモダンでスタイリッシュな生活環境といったものすべてを、スウェーデンはバランスよく持ち合わせているからではないかと言われている。
観光客の宿泊先のおよそ25%がストックホルムではあるものの、その行き先、宿泊先がスウェーデン国内に広がってきている。滞在の目的が観光というだけでなく、ビジネスとして訪れた観光客も多い。
また、すでに旅慣れた旅行者だったり、新たな旅先を探している人に魅力的な国なのではないかとも分析されている。
スウェーデンを訪れる旅行客は主にヨーロッパ国内から。最も多いのがノルウェーで、次にドイツ、デンマーク、オランダ、英国。
ちなみに、隣国フィンランドでも海外からの旅行者が増加しているという。
フィンランドへの旅行客は40%以上がロシアから。さらにはスウェーデン、エストニア、ドイツ、英国からやってくるという。
北欧ニュース編集員
北欧諸国は日本でも人気の旅行先。
毎年のように、「観光客が増加している」というニュースをこの時期よく耳にします。
郊外も注目されているようですね。
みなさまは、この夏休みはどちらに?