最近発売されたNewsweek誌に、女性にとって素晴らしい国とはどこかというランキングが掲載された。
どの国が女性に、権利や平等、より良い生活を提供できているのか。
対象国165ヶ国中、1位に輝いたのは「アイスランド」。
2位はスウェーデン、3位カナダ、4位デンマーク、5位フィンランド、6位スイス、7位ノルウェー、8位アメリカ、9位オーストラリア、10位がオランダという顔ぶれ。
女性の権利や公平性を、1)法律、2)健康衛生、3)教育、4)職場参加、5)政治参加といった5つの視点から見てスコア化し、その結果をもとに順位づけられている。
1位のアイスランドは法律の平等性で100点満点。女性の経済的参加という面では88点だったものの、その他はすべて90点以上というハイスコアを示した。
2位スウェーデンはすべての面で90点以上という、非常にバランスの取れた内容。
5つの項目すべてが90点以上というのは、165ヶ国中スウェーデンのみ。
4位デンマークは教育面で非常に高いスコアを示しており、これはアイスランドやスウェーデンよりも高い。政治参加面が78.4点だったが、あとはいずれも80点以上。つい先日、デンマークに初の女性首相が誕生したことにより、今後はもう少しスコアが高くなる可能性があるかもしれない。
5位フィンランドは全体的にバランスが良く、政治面で100点という満点スコア。
女性の政治参加ではハロネン大統領の功績も大きく関わっているに違いない。
7位ノルウェーは健康衛生面が100点満点。法律と教育面で70点台だったものの、トータルではいずれもハイスコアだった。
北欧ニュース編集員
北欧諸国、揃いも揃って、好成績!
数字だけでは“全て”は見えないかもしれませんが、とはいえ、やはり気になるのは、わが国ニッポン。
日本の順位は87位。
健康衛生面、教育面では85点以上というスコアにもかかわらず、女性の経済的参加で69.7点、女性の政治参加がなんと26.9点というロースコア。。
ここまで低いと改めて驚きです・・・これが現実なのでしょうか。。
ちなみにアジアでトップは17位のフィリピンでした。
健康衛生面は57点ですが、そのほかはいずれも85点以上というハイスコアです。