長年、男性よりも女性の人口が多かったというスウェーデン。
なんと、あと4年以内に男性の人口が女性を上回ると予測されている。
これまでの出生率を見てみると、女の子より男の子のほうが多く誕生しているものの、戦争があったり、重労働だったり、不健康な生活を送っていたりというのが原因で、若くして亡くなる男性が多かったという。
男女を取り巻く生活環境に違いがなくなってくると、男女差のあった寿命も縮まってきている。さらに、移民の大多数が男性であることをふまえると、スウェーデン全体の男性人口が増加しているのにも納得がいく。
ある機関の統計によると、2014年12月31日時点のスウェーデンは、女性が2,225人多いという状態だが、それから1年後の2015年12月31日には4,700人も男性が多い状態になっているという予測が出た。
2020年には、女性の数よりも男性の数が38,200人も多いと推測されている。
なぜ急にここまで男性人口が増加すると考えられているのか。
理由はまず現在、女の子が100人生まれるごとに、男の子は106人生まれているという点が一つ。
2つ目の理由は、男性の平均寿命が延びているということ。約30年前は男性よりも女性のほうが6.4歳も平均寿命が長かったが、現在ではその差は4.7歳にまで縮まっており、30年後には男女の平均寿命の差は2歳ほどになっているとみられている。
さらに、スウェーデン男性人口増加の3つ目の理由としてあげられるのは、旧ユーゴスラビア、アフリカ、中東からの移民たち。大多数が男性なのだという。
スウェーデン郊外の街でも、男性人口増加の気配がすでに見られているというが、ストックホルムやヨーテボリ、マルメといった大都市では女性のほうがまだ多数を占めている。
北欧ニュース編集員
2014年12月~2015年12月の間に何があるんだろう?というほど、ものすごい急に男性の人口が増えると予想されているんですねー!
日本も女性の方が総数では多いようです。
こちらの2010年の日本の総人口が掲載されたHPを見ると、0~49歳までは男性のほうが多いのですが、50歳あたりから女性の人数の方が多くなっています。
総数では約300万人ほど女性が多いですね。
http://memorva.jp/ranking/japan/soumu_population_2010.php