Image Photo by Terje Rakke /Nordic life/www.visitnorway.com |
ここ数年、ノルウェーの大型船が海外にやたらと出現しているという。
それは、一体どんな船なのか。怪しげなバイキング船という可能性も拭えない。
なんでも、Statistics Norway(SSB)の調べによると、2010年に海外に寄港したノルウェーの船の数が、およそ4.8%も増加したというのだ。
ノルウェーの大型船が立ち寄った海外の港の数をあげると、2010年で5万7千800ヶ所。365日で割ると、1日あたり世界の約160ヶ所の港をノルウェー船が訪れているという計算になる。
気になるノルウェーの大型船というのは、怪しい船でもバイキング船でもない。
ノルウェー国内できちんと登録された大型船、もしくは海外で登録された大型船でもノルウェーが所有権を持っている船のことをいう。
船の往来が活発なアジア地域だけを見てみると、ノルウェー船が2010年に寄った港の数は8千637ヶ所と全体の約15%を占めている。運ばれる総トン数が、2009年から2010年の1年間でなんと約10倍にも増加。3900万トンから、3億1千900万トンと、劇的に増えていることがわかる。
しかしながら、ノルウェー船が最も多く立ち寄った地域はというと、やはりヨーロッパ。
総トン数の約38%がヨーロッパの港向けのもの。
ここ最近の中で、海外の地域に寄港した船の数や訪れた港の数、総トン数が最も多かったのは2008年。2010年はヨーロッパ内におけるノルウェー船の往来自体は増加しているが、それでも寄った港の総数や総トン数では2008年を下回っているという。
北欧ニュース編集員
船、シッピングの話題は、よくノルウェーのニュースで見かける話題。
海に囲まれ、漁業も盛ん。自然の恵みを世界を運ぶ、というのは、昔から国に、国民に根づいているのかもしれませんね。
ノルウェーアニメの「エリアス ちいさなレスキューせん」のお話も、主人公は船。
港で巻き起こる出来事が描かれているのですが、「船」というのはノルウェーの人にとって、ものすごく身近なんでしょうね。
商船だけでなく、もちろんクルーズ船も急増中。オスロを訪れたクルーズ乗客数が昨年の約5万人から、31万人と約6倍に!4~5年前はアメリカ人の乗客がトップだったそうですが、今ではドイツ人の乗客が一番多いのだそうです。