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両親で子育てをするイメージの強い北欧諸国。
スウェーデンも例外ではなく、やはり父親もしっかりと育児に参加する印象がある。
父親も育児休業を積極的に取得するとは良く聞くものの、実際、どのくらいのパパが休みを取得しているのだろうか?
スウェーデンのある社会保険事務所の調査によると、スウェーデンに住む約80%の父親が育児休業を取得しているという。
しかし、社会保険会社が着目したのは、取得率ではなく、その逆。
子供が誕生して4年の間に“1日も育児休業を取得していない父親”が、「およそ20%もいる」という点である。家に居ると、「お金がなくなるのではないか」という不安に駆られるのが大きな理由らしい。
また、「教育レベルが低いこと」と「育児休業を取得しない」という2つの点に、何らかの結びつきがあると研究者は言う。
たとえば、育児休業を取らないという考えを持つ男性の約46%が初等教育しか受けておらず、2年以上の大学レベルの教育を受けている男性では、これが約14%になる。
スウェーデン生まれでないパパ、若いパパや高齢なパパたちの中にもまた、育児休業を取得しない人がかなり多い。中東、アフリカ北部やトルコといった国の生まれの父親では、約半数の46.2%が育児休業を取得していない。
ちなみに、スウェーデン生まれの父親で「全く取得していない」人は約13.2%のみ。
北欧ニュース編集員
こちらの調査では、全く育児休業を取得していない父親は約18.2%で、
それが母親になると、たった1.6%なのだそう。
ということは、81.8%のパパ、98.4%ものママが育児休業を取っているんですねー。
さすがに高い数字ですね!
日本は、平成22年度の「雇用均等基本調査」によると、1.38%のパパ、83.7%のママが育児休業を取得しているのだそうです。